以前にもご紹介した水野スウさんの著書「きもちは、言葉をさがしている」をお店の暇な時に再読しました。
母親代わりの義理のお姉さんの死について語られているところでは涙が止まらなくなり、お客さまがいらしたらどうしようと思いながら読みました。
義理のお姉さんが亡くなった時のことをスウさんはこう綴っています。
『ふと気づくと、ぼおーっとして、ほんの簡単なことが何日もできず、やる気もおきず、宙ぶらりんで時間だけが過ぎてゆく感覚の中に、私はいました…あっという間に姉が逝ってしまったという現実を、自分の中にうまく納めることができないまま、姉の死について、姉の人生について、姉を責め自分を責めるどうどう巡りの気持ちについて、私は語りました。
そこには、必ず聴いてくれる人がいて、その人も時には自分が亡くした大切な人たちの話をしてくれて、ともに泣きました。
そうやって気持ちを吐き出しつづけてゆく中で、私の心はだんだんと透明になっていき、だめな自分、ネガティブな自分を、どうにかすなおに認めてゆけるところに落ち着きました…時間の恵みという「時ぐすり」と家族や仲間たちの存在と、自分のなかに気が満ちてくるのをひたすら信じて待って、ようやっと私は心の冬眠からさめていきました。』
「何も出来ない心の空虚感。
自分を責めてしまう気持ち。」
私も経験しました。
今も抜け出した訳ではありません。
だめな自分、ネガティブな自分に押し潰されそうな日もありますが、スウさんいう「時ぐすり」を信じたいと思います。
そんな気持ちを抱えていらっしゃる方には、是非読んでいただきたい本です。
母親代わりの義理のお姉さんの死について語られているところでは涙が止まらなくなり、お客さまがいらしたらどうしようと思いながら読みました。
義理のお姉さんが亡くなった時のことをスウさんはこう綴っています。
『ふと気づくと、ぼおーっとして、ほんの簡単なことが何日もできず、やる気もおきず、宙ぶらりんで時間だけが過ぎてゆく感覚の中に、私はいました…あっという間に姉が逝ってしまったという現実を、自分の中にうまく納めることができないまま、姉の死について、姉の人生について、姉を責め自分を責めるどうどう巡りの気持ちについて、私は語りました。
そこには、必ず聴いてくれる人がいて、その人も時には自分が亡くした大切な人たちの話をしてくれて、ともに泣きました。
そうやって気持ちを吐き出しつづけてゆく中で、私の心はだんだんと透明になっていき、だめな自分、ネガティブな自分を、どうにかすなおに認めてゆけるところに落ち着きました…時間の恵みという「時ぐすり」と家族や仲間たちの存在と、自分のなかに気が満ちてくるのをひたすら信じて待って、ようやっと私は心の冬眠からさめていきました。』
「何も出来ない心の空虚感。
自分を責めてしまう気持ち。」
私も経験しました。
今も抜け出した訳ではありません。
だめな自分、ネガティブな自分に押し潰されそうな日もありますが、スウさんいう「時ぐすり」を信じたいと思います。
そんな気持ちを抱えていらっしゃる方には、是非読んでいただきたい本です。