【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

「竹やりで戦う方法」は、もうやめるべき

2017-08-14 19:39:30 | 引用
青野慶久
 IT業界だと、米国のアップルやマイクロソフトなんて、ものすごい収益と利益率ですよね。以前、僕がシアトルのマイクロソフト本社を訪ねた時、平日の午後だったんですが、キャンパスの中で家族を連れて散歩している社員や、バーベキューをしている社員を見かけました。アップルでも、社内でみんなバスケットボールをしているわけです。
 僕らは、この人たちに負けているのかと。彼らは、時間と成果が結びつかないビジネスモデルをつくっているということですよね。逆に言えば、時間のゆとりがあるから、面白いアイデアが生まれてきて、付加価値の高いサービスを作り出すことができる。そのサイクルに入らなければいけません。
―日本は長時間働いた方がいいというモデルにしてしまったからいけないんでしょうか。
 そのモデルでは、人件費の安い国には絶対に勝てません。時間で解決できる仕事は、どんどんAI(人工知能)に置き換わっていきます。人間じゃなければできない仕事、例えば発想力、創造力が物をいう仕事にフォーカスしていかなければならないと思います。「竹やりで戦う方法」は、もうやめるべきです。