ピラティススタジオ”フェルマータ”

2014年より板橋区・高島平および三鷹でピラティスクラスを開催。充実感のあるクラスを実践しています。

疲れない座り方

2016-08-01 15:43:19 | 日記
座り仕事や長時間の移動などで、姿勢が崩れやすくなることがあります。
椅子に座っているとき、椅子の面に対して重心が座骨の前にあるときは、
腰椎のカーブが取れて比較的安定した姿勢をつくることができます。


これを仮にAの姿勢とします。

 一方、疲れた時などはつい椅子にもたれかかり、頭が前に出てしまう
座り方をしてしまいがちです。このとき重心は、椅子の面に対して座骨の
後ろ側にかかっています。


Bの姿勢。

 いっけんBの姿勢のほうが楽に思えますし、体重を背中に押し付けて
分散させることが出来るので、重力に対しては自然な身体の置き方だと言えます。
 しかしながら、Bの場合、背骨のカーヴは本来のかたちを失ってしまいます。
長時間同じ姿勢で居続けることによって、股関節が緩くなり、内臓が下がり、
お腹の力は失われてしまいます。



 さて、Aの姿勢を取るために、まずは座骨の前に重心を移動させましょう。
(椅子に浅く座ると、この姿勢が取りやすいでしょう。)
このとき脚に力を入れすぎないように、気をつけましょう。
骨盤が安定した位置に入り、その上に胸部と頭部を楽に乗せられる位置を
作っていきます。

 さらにこの姿勢を維持し続けるために必要なのが、お腹(コア)の力、
ということになります。
お腹の下に力を入れて身体を立てることが出来るようになると、
肩や首にかかる負担が軽減し、視野も広がります。

 クラスでは、Aの姿勢を「ニュートラルポジション」と呼んでいます。

 さて、悪い例として出したBの姿勢ですが、Aの姿勢→Bの姿勢と反復的に行う
ことで、腰椎の下部を引き伸ばすちょっとしたトレーニングにもなります。

 まずAの姿勢を取ってから、息を吐きながらお腹に力を入れて、
矢印の方向に骨盤を後ろに傾けていきます。
(背もたれを利用しても、かまいません。)


左右の座骨にかかる重心を後ろに送り、背骨の一番下にある尾骨(赤く塗った場所)
の延長にエネルギーを流していきます。 
 
 クラスではこれを「Cカーヴ」と呼んでいます。

 ピラティスの練習に慣れてきたら、電車の中や仕事のちょっとした合間を利用して、
姿勢を整えることが出来るようになります。
自分なりの関わり方(アプローチ)や発見を、ぜひ楽しんでみてください!


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※クラス情報 体験クラス 日曜日 15:30~16:00
       通常クラス 日曜日 16:10~17:20 月曜日 20:00~21:10
<お問い合わせ>
 studiofermata@goo.jp
 080-5415-6177





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