sugger's blog@三宅島

三宅島に移住して18年目になりました。
自然ガイドHitomiが島暮らしのことや三宅島の魅力をお届けします♡

大阪湾フェスタ

2006年03月20日 | 鯨類
昨日は大阪の「海遊館」で『大阪湾にダイビングスポットを創ろう』
というシンポジウムが行われました。

 

大阪湾再生プロジェクトと名づけられ大阪府や大阪市、NPO、
学校、市民の手によって2年前から様々な活動が始まっています。

昨日のシンポジウムもその活動の一環で行われました。
この計画は45年計画で、大阪湾をキレイにし市民が海に触れる機会を
増やしつつ環境保全活動を促進していくというコンセプトで行われています。
 
活動ではアマモやコンブの移植、環境学習活動、ビーチクリーン活動など…
精力的に行われています。昨日は、その活動報告や調査報告がありました。
学生達も司会や映像、受付などのボランティアスタッフとして活躍してくれて
いました。私も普段から仕事柄、環境にやさしい生活を心がけてはいますが
実際にヘドロでいっぱいの大阪湾の様子や、水質の悪化で透明度が悪くて
昼間でも底のほうでは光がなく生物が棲んでいない大阪湾の様子を映像で
目にしたら、なんともやるせない気持ちになってしまい、本当にこのままではダメだ!
と改めて感じさせられました。

何もやらなければゼロのまま(確実にマイナスになっていく)だけど微力ながら
自分にやれることはやっていこうと再認識したし、学生達もこれらの活動に
関わっていく事でたくさんの事を得てそれらを現場で活かしてくれることだろうと
感じた1日でした。
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ザトウクジラの季節

2006年03月19日 | 鯨類

日本は360°海に囲まれている島国なので、北は北海道から
南は沖縄まで一年を通して様々な鯨類に出会う事ができます。

私が以前住んでいた三宅島のすぐ下にある御蔵島(みくらじま)
周辺海域にもミナミハンドウイルカが生息していますが、本州でも
離島でも大型のクジラたちに出会える場所がたくさんあります。

関西では、南紀で春から秋にかけて「マッコウクジラ」が、四国では
ほぼ一年中「ニタリクジラ」が、北海道でも一年中「ミンククジラ」が
見られたり・・。
そして、まさに今が旬なのが沖縄のケラマ諸島と小笠原諸島周辺の
海域。北(アラスカやカナダなど)の海域から南下して繁殖活動をしに
「ザトウクジラ」が帰ってきています。
(ウォッチングシーズンはケラマでは残念ながら3月いっぱいで終わり
ですが小笠原では4月ごろまでウォッチングできるようです)
学生達も現場で「生クジラ」を見ながら毎日一つずつ進歩し、経験を
積んでいます。
巣立っていった教え子も今では現場でバリバリ活躍してくれています。
ケラマ諸島の座間味島では「ホエールウォッチング協会」があり、
毎日島の周辺海域にいるクジラの頭数や様子などを紹介しています。
この時期、ケラマ諸島周辺の海域はあちらこちらでオスがメスのために
歌う「ラブソング」で満ち溢れている事でしょうね。

 座間味村ホエールウォッチング協会
http://www.vill.zamami.okinawa.jp/whale/hyosi.htm

ブックマークにも登録してあるので良かったら見てみて下さい。

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さて、これは何でしょう?

2006年03月18日 | いきものたち
 

これ、何だと思いますか?知っている人もいると思いますが、
これは『クリッカー』というもので、動物のトレーニングの時に使う
道具なんです。
真ん中の銀色の部分を押すと「カチッ」と音がなる仕組みになっています。
昔、ブリキのおもちゃでこれと似たものがありましたね。
(金魚の形をしたおもちゃの裏側に板状のブリキが付いてそれを押すと
ペコペコと音がなるおもちゃ)
今はデザインや耐久性にもすぐれたものになっていて多数市販されています。
画像のものは『ドギーマン』が発売していたクリッカーです。(今はないかな?)

イルカのトレーナーが首からぶらさげている「ホイッスル」と同じ役割を
果たしします。イルカのトレーナーが使っている「ホイッスル」も実は「犬笛」
と言って犬のトレーニングの現場でも使われているものなんです。

もともとイルカのトレーナーもクリッカーを使っていたようです。
今ではどちらも世界中の動物トレーニングの現場で使われている道具の
ひとつです。 ホイッスルは動物をトレーニングする際、口で吹くので両手が
使えるメリットがあるのに対して、クリッカーは手を使うのでもう一方の手しか
使えません。でもクリッカーは、鰭脚類(アシカやセイウチなどの種類)や
陸上動物のショーなどでトレーナーがお客さんに説明をしたり、MCをしながら
行う場合であれば口が使えるので話をしながら動物を扱えるというメリットがあります。
 
「ボン」はクリッカーでトレーニングしていますが、トレーナーが持っている
「ホイッスル」や「クリッカー」はショーやトレーニングの時にどのようにして
使っているのか・・?

この続きはまた次回お話したいと思います。お楽しみに!
コメント (2)
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卒業式

2006年03月13日 | ネイチャーガイド

昨日は7期生の卒業式が行われました。

とうとうこの日がやってきたかといった感じです・・。
授業では和気あいあいとみんなで過ごした時間がとても懐かしく、
これからは私と同じ社会人として社会へ飛び出していくのかと思うと、
嬉しくもあり会えなくて寂しくもあり・・複雑な心境になるものですね。

しかし、たくさんの後輩たちが少しでも動物たちの環境をより
よいものにする為、自然をたくさんの人に知ってもらい学んでもらう
為に現場で活躍してくれることが一番嬉しい事なのでみんなにこう
言いたい!
 
『卒業おめでとう!これからたくさんの挫折や葛藤の日々を
味わい、迷う日が訪れることもある思います。でも、自分がこれだ!
と決めたらその時は自分を、直感を信じて前を向いて進んで行って
下さい。努力の後には必ず光は見えてくる!』



卒業式直前まで水族館へ研修に行っていた子、面接や実技試験を
受けにいっていた子、内定してをもらった子、もうすでに現場で働いて
いて卒業式に出席していない子など・・・社会人として個々それぞれの
人生がもう始まろうとしています。

学生達の晴れ姿を見ていて、この子達ともう同じ教室で一緒に勉強
する事はないんだと思うと本当に寂しくなりました・・・。
講師の仕事に就いてからたくさんの教え子が巣立っていくのを見届けて
きましたが、色んな事があり私自身も迷う日々があるけれど、
この『卒業式』というたった一日で全てが報われるような気がします。

この日を迎えるために私たちは学生の為に何が出来るかを日々
考えながら364日を過ごしているのかもしれませんね。
今となっては卒業生が現場で活躍してくれているので、水族館や
フィールドへ行くにもただ遊びに行くだけではなく、卒業生に会いに
行くという別の楽しみが増えました。

7期生のみんな、いつも笑顔でたくさんの人々に感動や喜びを
与えていってね~!ずっと応援してます!!

でも、たまには学校にも遊びに来てね!

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sugger's family ①

2006年03月11日 | いきものたち
我が家の一員でもある生き物たちを順番に紹介していきたいと思います。

まず、うちの愛息子でもある柴犬の『ボン』です!




とてもマイペースでクールな男の子です。今年の9月でまる4歳。
柴犬の気性の荒い部分もありますが、さすがは日本犬(柴犬は国の天然記念物でも
あるんですよ!)
飼い主に忠実で凛々しい部分ももっていて、寝起きを共にしています。
散歩とドライブ(どこへいくにもほとんど一緒に連れてきます)が大好き♪
あと、写真に写っているボンの手のそばにある球状のペンギン(一応)のぬいぐるみは
生後3ヶ月ごろからずっと大切にしているお気に入りです。たくさんのおもちゃをひとりじめ
しては「遊んだるわ~(半強制的)」とフリスビーやボールをもってきては、投げては取りに
行って・・・を延々と繰り返させます(汗)

ボンは小さな頃からトレーニングしてきているので、様々な技?を習得しています。
「おて、おかわり、まて、伏せ、ワン、は~い、こんにちは、回転、ダンス、ちんちん、立って
歩く、撃たれて死ぬ(ふり?)、フリスビー(ボール)キャッチ、ジャンプ・・・」とイルカも犬も
(他の動物でも・・)行動を形成する為の原理は同じなので、様々な動物にやって欲しい
行動を作り上げていく事ができるんです。
トレーニングの模様なども、またおいおい紹介していきたいと思います。
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