めぞん・ど・とぷ

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プーチン"首相"で君臨

2007年12月13日 | プーチン
昨日の朝刊の見出しです。

やっぱりね。

党首になるのか。憲法を改正して、大統領を続けるのか。
どのみちロシアのトップとして長期支配をもくろんでいることは自明でしたが、
まさか大統領より格下の首相の地位に移行するとは…

『その手がありましたか!』てな、感じですかね。

しかも、数日前に後継大統領に指名したメドベージェフが就任要請したそうで、
ミエミエのやらせ人事ではありますが、そこが何でもありのプーチンらしい。

そもそも、2日前の新聞を読んだ時、『メドベージェフって誰?』というのが、
正直な感想で、イワノフでもなく、ズブコフでもない、42歳の若い部下を
後継に指名し、翌日には、その部下の口から首相になってくれといわせる。
会社でいえば、代表権のあるCEOから後継に指名された若手経営者が、
当の上司を自分の下で働く取締役社長に任命するするようなもの。

来春、実質的な権力が大統領ではなく、"プーチン首相"に移るのは確定的。
それを承知で大統領に就任する、メドベージェフの運命やいかに?

大統領には首相指名権と首相が組閣する閣僚人事の承認権があるそうですが、
まさか、プーチンの人事に『No』とは云えないでしょうね。

とはいえ、すべてがプーチンの筋書き通りでは面白くありません。

若い頃からプーチンが手塩にかけて育てた側近中の側近とのことですが、
ロシアという大国で42歳の若さにして権力の頂点に立つ政治家が
いわれるままのロボットでいられるのものでしょうか?
なにせ、ロシア国大統領は『核のボタン』を手にするわけですから。

メドベージェフ、私にとっては『ちょい無名政治家』ではありましたが、
これから世界中の注目を浴び、どのように変わるのか。
また一つ、"プーチン・ウォッチング"の楽しみが増えました。

とぷーちん

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