数年前にアナログ婆さんのひとり息子が地方に転勤になった。
最初は80歳を過ぎた母親を残して行くなんて・・・と思ったが、
そうでもないらしい。
一石(いっこく)なんて言葉は今でも通用する?
すったもんだのあげく息子は嫁さんを連れて岡山へ行った。
嫁姑の折り合いがわるいとこうなるのサンプルみたいだが、
息子は大きな選択をした。
一石な婆さんは住み慣れた家を離れたくない
マンションひとり暮らしは気楽でいい
ペット(猫)がいる
婆さんとぼくは薄い血縁の遠い親戚というだけで
親しく付き合っていたわけではなく、
息子とも法事で顔を合わせる程度の付き合い。
ある日電話がきた。
耳が遠い婆さんは声がでかい。
長い電話を要約すると、
愛する猫ちゃんのゲロゲロが止まらない
いつもの毛玉吐きとは違うから医者に診せたい
「すまないが連れて行ってもらえないか?」
突然の電話に「はあ?」
そして思いだした。
息子が転勤する一週間前に夫婦揃って挨拶にきたことを。
手土産のバランタイン17年物(2本詰め)をもらったときは
大手に勤務してると高級な酒をくれるとほくほくしたが、
こういうことかと腑に落ちた。
なんで「アナログ婆さん」になったのかご次回に
つづく
アナログ婆さんとバランタイン17年
アナログ婆さんはデジタル不可の人
アナログ婆さんとマンション暮らし
高齢化社会の老婦人とワンコ
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