睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

白内障のオペとエピソード③診察券

2018-06-21 09:08:20 | COPD・健康・白内障・メンタル




初診の日

前日がほぼ完徹で陽が昇るころ眠りについたばかり。
いつもより強い声で起こされて、
これはバックレは効かないと
観念して起きた。

朝9時、クリニックに到着。
玄関の自動ドアから中に入ると待合室は人であふれ、
椅子に座れない人は通路に立っていた。
8対2ぐらいの比率で圧倒的に高齢者が多い。

初診の受付を済ませ診察券をもらうとなんだかほっとした。
最初の難関クリア!
診察券を確認したツレはお役御免とさっさと車に戻った。

さてどこで待てばいいのか見渡して、エレベーターの横にきめた。
人さまの視線を受けない死角に立つとおもむろに文庫本を広げる。
文字が見えないのに。

読書のふりに飽きたころ名前を呼ばれた。
看護師さんの案内で入った部屋は検査室兼第2待合室というか、
ソファーに座る患者さんの前で視力検査や眼底検査をする部屋だった。

広い部屋の左側にぶ厚いカーテンがかかる入口が3つある。
ほぉ、これのどこかに女医さんがいる...ルーレットみたいだな。
広い部屋の中央にお玉で測る視力検査、左側に電子検査機器が並ぶ。

壁と柱に前衛アート絵画が何枚も飾られ、フロアの奥には工芸品を

陳列したガラスケースや大きなぬいぐるみ(魔女)まで置いてある。
これはこれは、なにかとユニークな女医さんらしい。

電子的検査は右側から順番に機器を替えながら何回も覗きこむ。
ずらっと並んだ顕微鏡をとっかえひっかえ見る感じ。
痛くもかゆくもない簡単な検査です。

ひと通りの検査が終わりソファーに腰掛けて待っていると
看護師さんが瞳孔を開くための点眼薬をさしにきた。
すこし沁みてじ~んとする。

それから30分もしないうちに名前を呼ばれた。
今度こそ本当の診察室。
あの扁桃腺に懲りて女医さんは苦手なんだよなあ...。

 

白内障のオペとエピソード①
白内障のオペとエピソード②
白内障のオペとエピソード④初診
白内障のオペとエピソード⑤オペ当日(前)
白内障のオペとエピソード⑥オペ当日(後)



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