カーテンを開けて入った診察室の第一印象は薄暗くて狭い。
デスクに山積みされた専門書や分厚いカルテと資料を見て、
この女医さんは外来も研究も熱心にやられていると感じた。
看護師さんの案内で検査機が乗るカウンターの前に座った。
横向き正面の位置に年齢不詳のメガネをかけた女医さんがいた。
良く言えばテキパキ、わるく言えばぶっきらぼう、またはツンデレ。
巣窟の魔女的雰囲気はわるくない。
両目とも白内障、右は軽度、左はオペが必要な状態、ここまで5分経過。
手術しますか?と聞かれて、おもわず手術はNOと言ってしまったぼくに
Dr魔女はどうぞご勝手に的ニュアンスで「あ、そう」と言った。
まずい。
オペ意外に確実な治療法がないのを知ってるのに「手術」という言葉に
惑わされて拒否反応が出てしまった。
少し考えるフリをして「やはり手術でお願いします」と前言を訂正した。
Dr魔女の顔がほころんだ。
数万を超える経験があるだけにDr魔女はオペが得意
毎週木曜日の午後だけで15人前後のオペをこなす。
看護師さんに連れられ検査室へ
身長・体重・採尿・血圧・採血・心電図・上部レントゲンの術前全身検査を受けた。
術前全身検査と術前眼底検査は同月にできない決まりだそうで、月末に行ったのが
これ幸いの即日検査になった。次回に術前眼底検査をしてやっとオペ日が決まる。
簡単にオペの説明
白内障で濁った水晶体を細かく砕いたのち機械で吸引して取り除き、
水晶体の代わりに人工のレンズを入れる。(水晶体再建術)
オペの時間は症状によって前後するが平均で10分~20分程度
麻酔をするから痛みはなし
文字に起こすと怖そうに感じるけど、
医師に云わせるとたいしたことないオペらしい。
〇オペ前提の初診は月末近くにいくと時短ができる
〇眼医者でも服をぬぐことがある(上部レントゲン)
〇初診終了時点で生保に連絡→必要書類が郵送される
途中1回の診察は省いて次回の更新はオペ当日です。
白内障のオペとエピソード①
白内障のオペとエピソード②
白内障のオペとエピソード③
白内障のオペとエピソード⑤オペ当日(前)
白内障のオペとエピソード⑥オペ当日(後)
白内障のオペとエピソード⑦オペから3年後Last
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