睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

雨におもうこと

2019-05-29 08:10:17 | ひびつれづれ


朝5時前、
激しい雨が音を立てて降っている。
風がないだけやさしい。

こんな雨のなかカラスが飛んでいる、
翼が重そうだった。

こんな日はなにもかも低調でいいよね。
急ぎ旅じゃないし。

夜中に右足のふくらはぎがつった。
リビングから流れてくるエアコンの冷気で
足が冷えたみたいだ。

いつもなら立ち上り歩きながらマッサージすると筋肉の
緊張が解けるのだけど、何をしてもダメなときがある。
こんなときは足湯にする。

風呂に足だけつけてマッサージすると数分で直る。
老いに冷えは禁物とあらためて思った。
カラダの変化に温かい目をそそぎ少しづつ慣れる。

今までできたことができなくなってもいいのだ。
許容範囲を少しづつひろげてみる。
認めることから始めないとぼくは老いの中で孤立してしまう。

最近はね、
手を出されたらまよわず握ることにしている。
握手じゃないよ。

階段でカックン膝が出てよろけたぼくに誰かが手を差し伸べて
くれるとしたら、「いやいやけっこう」なんて言わないよ。
笑顔でThanksをいえる年寄りになるんだ。


雨だから、
屋根のある小さなベランダに立ち外を眺める。
雨の匂いをかぎ、雨の音を聴いて、雨に飛ぶ鳥を見て、
いまがいちばんと思った。

 

 



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