睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

歩くと揺れる散文詩

2020-09-26 10:24:57 | 散文うたかたの記


目覚めていま
今日も雨なのか
そうなのか。

水深30㎝の大海原を
傘をさして歩いてる
果てがない。

傘があるだけましと
鎌倉の先生はおっしゃった。

ナラの巨木は病におかされて
太い幹が空洞化していつかは倒れる
歩けないから。

ぼくのうつろな空洞は
雨水と海水の
mix-waterに満たされて
倒れようがない。

水と塩とでいくばくかを生きる
しかたがないから歩こう
晴れるまで。



室外機の上に雨の島
日の丸はいらない。






定番
「傘がない」
このLPをいまも持っている
ここに無垢の陽水がいる






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