睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

夕暮れにそぞろ歩きの天王洲・望郷と鮎・東海道品川宿「火の用心」

2021-02-12 17:00:00 | ひびつれづれ


とくに天王洲界隈が好きなわけじゃないのに
なぜか自然に足が向く。
夕暮れの天王洲はステキだ。

お洒落な水上レストランやモダンすぎるカフェがある。
一度は入ってみたい気がしても、
いざとなると尻込みをする、
ぼくがいるところじゃないと思ってしまう。






若いときなら真っ先に飛び込んだまばゆい空間が
いまは天上の楼閣みたいにみえる、
あそこは眺めるもの。

橋の上から見る船溜まりに郷愁をおぼえ、
屋形船より川船に望郷がある。






母に手をひかれ、
木製吊り橋の塩民橋の下で鮎漁の川船を待っていた。
ぎしぎしと櫓の音を立てながら戻ってきた川船の床に
大きな美しい鮎がはじけていた。

木のタライに泳ぐ鮎の姿があまりに美しく、
ずっとこのままにしておきたいと思ったのに、
河原で食べる鮎の塩焼きはたまらなく美味かった。

断片的な幼い記憶がふっと甦る。
ふるさとはもうないのに、
浮沈艦のように深層に留まる記憶はせつないものだ。


帰り道に見つけた「火の用心」
東海道品川宿の人たちは歴史を紡ぐ誇り高きひと。
町内会の若者が拍子木をカンカンち打ちながら路地を
歩きまわる風情は都会ならではと感慨が深い。

品川にきてもうすぐ2年になる。
古きをしのぶ新しいカルチャーショックでもあった。

去年の祭礼を楽しみにしていたらコロナ禍に蹴とばされた。
今年こそは拍子木の音とお囃子を聴きたいものだ。






今日もあそんでた
明日もあそぶ
毎日あそぶ

また明日。




西の落日を撮りながら、東の満月を撮る (2020/02/09) 自然は生モノ
昨日は午後から谷中銀座に行く予定だった。出かける支度してドアにカギをかけEVの①を押そうとして気が付いた。 いかん、今日は満月だー月の出17時10分日の入17時16分時間差6分は月......

  







最新の画像もっと見る

コメントを投稿