長年webで見ていた掃苔録が何年か前に上梓されたのは知っていた。
たまにしか見ないものだし、資料としては山田風太郎著の臨終図鑑が
1~3まであるので、さしあたって必要はないと思っていた。
定年退職後の数年で自分の体調にかげりが出てからというもの
糸瓜忌や桜桃忌などのイベントに出向くことがなくなり、
若いときに傾倒した作家や歌人たちの命日は自宅で香を焚き
思いだすことが供養と思っていた。
ここ数年来、早々と泉下に入った同年代の友人がいる。
いいやつばかりが先に逝く、どうでもいいのが残される。
そうだ、みんなまとめて墓参りをしよ。
来年早々古希を迎えるぼくが、まだ歩けるうちに、
発作でくたばらないうちに、みんなやっつけよう。
自分は古希まで生きないと思っていた。
若いころに一度は死の淵を彷徨いよろめきながら現世に戻ったの
だから、残りの人生はオマケの付録みたいに思っていた。
仕事と遊びで1日24時間使い果たしてまだ足りないと思うほど
前つんのめりに突っ走ってきた。
本の紹介のつもりが脱線モードw
著者とぼくは考え方や死生観がよく似ているので、
本の「あとがき」をぜひ読みたいと思い、ならば、
初版第一刷のうちに手にしようとAmazonでポチった。
奥付(おくづけ)
本が届くとすぐ奥付に所有した年月日を西暦で書き、
ページの左隅下に蔵書印(2.5㎝角)を押した。
これでめでたくぼくの本になった。
まっさきに「あとがき」を読む。
見開き4枚8頁の文章を読みたいがためにこの本を買った。
正解だった(^O^)
8頁分の文章をタイプするのはしんどいので画像にして
"「文学者掃苔録図書館」あとがき"のタイトルでのちほど
UPします。興味がある方はぜひ読んでください。
著者の好きな画家、読んだ本、引用文など、自分と共鳴
することが多くて得心の一冊です。
目次
本文
前帯
後帯
はじめに(前書き)
文学者掃苔録墓所一覧
今朝の一面曇り空が晴れてきた。
青空が見えたらカメラを持って散歩に行こう。
車でいくから気分しだい、
あとは野となれ山となれ。
みなさんも
Have a nice day!
2020/10/11、あとがき追加4枚
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