睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

RX100M6:落日を追いかけて 小田原~早川漁港~大磯の海

2018-08-20 08:27:09 | 陽は昇り陽は沈む 空と月と太陽と



R1-Sのバッテリーがそろそろ上がる時期なので、

Egがかかるうちにバッテリー充電のドライブに出た。
酷暑の夏と厳冬の冬はバッテリーの消耗が激しい季節。

夕方6時をすぎて周りが薄暗くなると夕景を撮りたくなる。
メダカと飛行機はさておき、今年の春から夜景を撮り始めて
感じたのは夜景より夕景のほうが撮りやすいってこと。

小田原に着いたらちょうど太陽が山の端に沈むところ、
県道711(小田原松田線)から1本中に入った農道に車を停めた。
晩秋の晴天日に冠雪した富士山がくっきり見える絶好ポイント。

正面の高い山が富士山


神縄・国府津-松田断層帯の上に建つ第一生命大井本社ビルは
1967年竣工75m18階建てのビル、地元民は名の知れた断層の
上にビルを建てるとは?と不審に思っていた。

豊洲に建設した第一生命本社ビルの竣工に伴い大井本社ビルは
その役目を終え2011年12月に閉館、その後売却され今に至る。
(帳簿資産額282億を20億で売却し▲差額は特別損失で計上)

県道711より撮影(ズーム200)


帰路の西湘バイパスに乗る前に早川漁港に向かった。

夕暮れの漁港は整然と係留された漁船の向こうに市場が見える。
照明に照らされたこの雰囲気が好きだ。




高架をくぐり海を見に行った。
暗い砂浜をスマホの明かりを頼りに歩くと息が切れ、
手すりの段差に足がもつれて転倒しそうになった。
それでも暗い海に押し寄せる大磯の白い波を見たかった。


16歳のとき取得したばかりの軽免許に浮かれて、

大磯ロングビーチの駐車場で行われるジムカーナに
ホンダ
NⅢ(エヌサン360cc)で参加していた。
目前の敵のライバルはマツダキャロルとスズキフロンテ。

ある日の夕方、
いくつものパイロンを倒して悔しくて大磯の海に飛び込んだ。
いくら若気の至りでも遊泳禁止の海に入るのはご法度、
命の危機を感じるほどの引き波にさらわれ溺れる寸前だった。
あれから海は泳ぐより眺める対象になったのだ。

今の自分は見たいモノ見て、好きなモノを食べる。
好きなことをするための労力は惜しまない。
この生活をいつまで続けることができるだろうか...、
人生の黄昏にEnnuiが忍び寄ると見るモノ全てが愛しくなる。
うふふ。

 


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