昨夜は満月だった。
すっかり忘れて気が付いときはもう東の空に鎮座していた。
ベランダに出るガラスドアはめいっぱいに開けると、
ドア上に付くクローザーがあけっぱなしを固定してくれる。
撮り終わって部屋の中から月を見ていたら、
ガラスドアの内側に反射したもうひとつの月が映っていた。
夜景が実写で月が反射、トリックみたいで面白い。
夜に見上げる青空がきれいすぎる。
わぁ
朝から太陽が出てる。
ベランダに坐ってたら
唐突に、
ドブさらいのにおいをおもいだした。
「ドブさらい」なんて言葉はきょうび死語かもしれん
先日山の家で睡蓮鉢の水を抜いたときに気が付いた。
生き物がいない鉢は威勢よく鉢を傾けて水を落とす、
鉢に黒く残る泥炭状のタールみたいな塊がにおいの素。
生前のオヤジは地下足袋に首に手ぬぐいの百姓スタイルで
地域のドブさらいに出かけて行った。
スコップは角と尖っているのと2つ肩に担いでさ。
五感が憶えていることは来し方の想い出に直結するらしい。
野暮用でなく、仕事でなく、
今日はどこかに出かけるよ。
ぷらぷらするのに曇り空がちょうどいい。
ほおずき市が終わった浅草とか
坂と喧騒がない下町がいいな。
月によりそいて雲
月齢14.3満月
浅草のほおずき市は曜日問わず毎年7/9~10開催は
知っていたけど、なにせあの賑わいだからね。
左足と息切れをフォローしながら歩くのは難しいと
敬遠してました。いまならちょぅどいいかも。
ほおずき鳴らしはけっこう好きでしたよ。
幼い時に兄を失くし一人っ子同然に育ったものだから
ひとり遊びは得意だった。
舌で押さえながらきゅっとすると鳴りますよ。
いまは下水が完備されていて、
U字溝にコンクリートのフタをした側溝は
主に雨水を流す用途になっているけれど、
昔はまさに汚水が流れるドブでした。
月はいつ見ても月、
代替が利かない自然そのものですね。
満月を見て吠えたい気分がよく分かる(笑)。
「ほおずき市が終わった浅草」・・・
行った事はないのですが、風情を感じます
最近、ほおずきなんて見た事がありません
子供の頃、中の種を出すのが面白かったけれど
口の中でキューッと音を鳴らす事がどうしてもできませんでした
懐かしい思い出です
嬉しかったな。
どぶさらい・・・懐かしい言葉の響きでした。