睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

墓参り:ここで会ったが100年目の石材屋③・・・3年もてばいい補修完了

2019-03-31 07:10:14 | ひびつれづれ
 
樹齢50有余年の椿の切り株
この墓所を作るときに生家の中庭から移した椿は
コンクリートに囲まれた狭い場所に育ち
枝が伸びるたびにバサバサ切られ
今度は根元からバッサリ切られた受難の赤い椿
ごめんな
 

 
朝早く石屋さんから電話がきた。
菩提寺で改葬工事があり重機が入ったのでお宅様の補修工事を
優先してやらせて頂きましたとのこと。
 
すぐに見にいきたいけど今日はダンボールがくる日、
そわそわしながら待っていた。
午後3時過ぎにきたー
 
すぐお寺さんに向かう。
最低3年持てばいい大谷石の補修はどうだろ、
希望どうりにできたかな。
 
補修されたわが家の墓所を見て、
やったー...これで草むしりから解放される。
大谷石を繋ぐ目地が厚くきれいに塗られていた。
 
左右の門柱は表裏ともカスガイを打たれ隣の大谷石に固定、
通路側に傾いて倒れそうだった塀が真っすぐになっている。
上段が崩れかけていた中央の階段も補修してあった。
 
 
右側の塀

左側の塀
 
初夏が近づくと大谷石の継ぎ目のあちこちから雑草がぼうぼう生える。
遠くから見るとすぐうちのお墓と分かるほどだった。
これで少しはサボっても大丈夫かな...
墓の中から「この無精者!」と叱る母の声が聞こえてきそうだ。
 
お寺のご住職は3年後を楽しみに待つだろう。
うちが墓じまいしたら更地に直し、新規の墓が6基は建てられる。
時代の流れのまま代替わりするのは自然の摂理というもの。
ムリせず自然に任せよう。

お寺さんの境内
 
 
名も知れぬ枝垂れ花。
 
義母が鎌倉の光則寺に眠っている。
墓参りにいこうと思いながらご無沙汰している。
今年こそは不義理をしないようちゃんと行く、
ぼくだっていつお迎えがくるか分からないからね。
 
あえて終活はしない。
死に行くときのために生きてる時から身辺整理を
するなんてナンセンスと思ってる。
普通に暮らしていれば自然に備えはできるもの。
 
そのぶん学び、遊べ、笑え...自分。

 
 


 
 


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