睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

品川サンセット・マスクは何処・清らかなもの

2020-02-21 18:33:43 | ひびつれづれ

太陽は雲の向こうの稜線に沈む






明日は厚木と山の家に出かけようと思うのだが、
もう2週間ご無沙汰だから郵便受け満杯の予感。

マスクを持っていない。
回りの人たちはぼくの持病COPD(慢性閉塞性肺疾患)を知
っているから咳をしても大丈夫だけど、知らない人が見たら
顔をそむけるか、そそくさと逃げだすだろう。

仕方がないことだけど、身障者の痛みが少し分かる。
マスクがなければ目出し帽で怪しいオヤジになる、
顔をそむけられるより、まだ笑われるほうがマシかな。

明日は相模原のカインズに寄るからさ、
今夜と明日の朝は咳止めの薬と抗生剤のんで、
いまから戦々恐々としてる。

相模原中央病院は去年行ったことがある。
あそこの看護師さんが二次感染したなんて、
目に見えないウィルスは非情の武器とも云える。
無事に回復されることを願う。


天気のいい朝に腑抜けた姿勢で坐っていると、
生涯を只管打坐に生きた澤木興道老師の言葉が浮かぶ。

「坐禅は龍の蟠(わだかま)るがごとく、颯爽たる姿勢と
凛々たる気迫がこもっていなければならない。借り物の
猫のようにふにゃっとした坐禅、気の抜けたビールの
ような坐禅は何年やっても無駄だ。

これっておれっちのことだ。

いやいやそうは云ってもと打ち消すと、駒大の博物館で見た
澤木興道老師の気迫がこもる「澤木興道師坐禅像」と「蟠龍」
がひしひしと目に浮かぶ。






それでも逃げ道はあるのさ。

朝比奈宗源老師(臨済宗・故人)は云う。
「人間は突き詰めれば皆汚い。それを受け入れ、
さらに奥にある清らかなものを信じて修行せねばならん」

ぼくにはありそうもないけどww
探せばちっとはあるかもしれん、
清らかなもの。


また明日。




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