睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

浪曲:広沢虎造長短2本の「石松と三十石船」・古い映画「石松三十石舟」動画

2022-01-24 12:40:00 | 唄は世につれ風まかせ



記事挿入のYouTube(歌)に再生不可が目立つ、
TVを録画したものが該当するみたいで
気が付いた記事は適正な(消されない)YouTubeに
貼り直しているが、これはめんどいww

それでもやらなくっちゃ、
再生できないYouTubeを放置しておくのは見苦しい、
それとズボラ体質丸見えではずい。

幼いころの夏の夜
縁側から金木犀の香りが漂う部屋に大きな蚊帳を吊り
母とぼくのふたりだけの蚊帳の中。
腹ばいになり手枕でラジオを聞く母のとなりでぼくは
夢うつつに虎造さんの浪曲を聞いていた。
たまに漏れてくる母のため息と一緒に。

幼いころの歌の記憶が浪曲というのもな、
いかにもな昭和にぬくたい気持ちになったりする。
なかでも森の石松と壺坂霊験記は強く印象に残っている。

大正昭和の文士に毛嫌いされた浪曲だが、
七五調の節と曲師の三味の音、啖呵を切る心地よさ、
落語や講談にはない一声、二節、三啖呵に胸が躍る。

IT時代の今に造りモノにはできない原点を見る、
三味と節が語るだけで目に浮かぶ情景...
そこに三十石の舟に胡坐をかく石松がいる。


音源がよくて二代目虎造さんの息遣いまで聞こえる。
文字を前面に置き視聴を刺激して内容が分かりやすい。
ところが残念なことに途中8分11秒でちょん切れている、
つづきを探したが見つからない。


[ 浪曲 ]森の石松 三十石船 口演 広沢虎造 


ここまで書いて見つけた。
上のちょん切れYouTubeのつづきと思えば趣がある、
すっごく古い映画があった。マジ神動画。


石松三十石舟
 


同タイトルの動画が玉石混交するYouTube、
その中で自分が満足するまで動画を探す。

通しで聴くのは広沢虎造の口上から始まるこれがベスト
旅行けば駿河の道に茶の香り流れも清き大田川若鮎おどる頃となる
松の緑の色も冴え遠州森町よい茶の出どこ娘やりたやお茶摘みにここは
名代の火伏の神秋葉神社の参道に産声上げし快男児昭和の御代まで名を
残す遠州森の石松を不弁ながらも務めます
なにせ曲師「森谷初江」の緩急自在の合いの手が虎造に負けず劣らず
素晴らしい。


広沢虎造  石松と三十石船 曲師・森谷初江 27分46秒


これをUPするだけで午前中の時間がすっ飛んだ(笑)
何十本と見たYouTubeは退屈を愉しみに換えてくれたから
ありがたいやら光陰矢の如し。


もう昼メシだ
すいとん作ろ
Have a nice day!




最新の画像もっと見る

コメントを投稿