睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

サラリーマンをやめたあと

2011-08-29 16:17:00 | ひびつれづれ

海ほたる「風の塔」




サラリーマンをやめて8ヶ月が経った。
無収入になったとたん支出は一気に増えた。

 ・市・県民税は前年度の年収を元に本年度の納税額が決まる。
 ・健康保険は会社の半額負担がなくなり、今までの倍の金額を払う。
 ・60歳で国民年金の支払義務はなくなるが、満期(40年)に満たない場合は
  任意で不足分を加入できる。

自己都合でリーマンをやめた場合は雇用保険の給付は3ヵ月後からはじまり
リストラや整理解雇など会社都合の退職と定年退職は7日間の待機期間後に
給付される。

肩たたきなど体のいいリストラを受けた場合は、会社都合の解雇か自己都合か
しっかり確認する。クビは恥ずかしいから自己都合にするなんてのはもってのほか。
加えて、退職金の上積みもしくは一時金支給、再就職にかかる費用の負担など
貰えるものは一円でも多く貰って退職後の支払いに備えたほうがいい。

退職後2ヶ月もすると市県民税・国民健康保険・国民年金の3ヶ所分の納付書が
厚い封筒に入ってどさっと届く。退職した時期と年収により金額は違ってくるが、
そこそこの給料を貰っていた場合、丸1年分だと100万オーバーの金額になる。

なので、リーマンをやめるときは心してかかるべし。
仕事で腹が立つとサラリーマンから解放された自由の身を思い浮かべるが、
その後ろには高額納付書の束がオマケでちらつくことをお忘れなく。

自分のことを云えば、
生活のバックボーンがあっての自由の身、ツレに感謝しながら慎ましい
日々を過ごす...なんて、殊勝なタイプじゃないからね。
納付書の束はツレに「はいよ」と渡し、ネットでポチりまくりの遊び放題。

ハロワはまともに通った。
金土日休みの週3日~4日希望、時給は神奈川県の最低賃金818円でOK、
適度にヒマな電話番か営業の補佐...この条件で就職先をまじめに探した。
やる気まんまんで面接にも備えたが、それ以前に求人がない、まったくなし。

健康のためにも週3日くらいは規則正しい生活をしたほうがいいと思うけど
なければないでしょうがない。条件ゼロにしてもないのだから...。
ハロワもそのへんを心得てるみたいで就職に関するプッシュはなかった。

ムリないとおも。
事務所にあふれるほどの求職者がいても、条件に適う求人はほんのわずか、
だったら、求人はこれからの若い人を優先に回すべきだ。

失業給付をもらっているあいだは精力的にボランティア仕事(タダ)をこなし、
何かに夢中になって遊ぶことで、離職後の精神のバランスは取れていた。
今が理想卿なんだけど...この8月でハロワは終わったのだ。

さあ、仕事するか。
〆切に追われ頭フル回転のしんどい仕事だけど、このためにサラリーマンを
やめたんだから、四の五の文句は云えない。むしろ本望だ。
でも、ときどきつらいよー...w。


❑次回はハロワ日記です、
(Twitterに書いたのをまとめて転載)


 



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