録画で「長谷川きよし」のライブを再度見た。
「歌」が強い、ムダに年は取ってないと思った。
昔より、ずっと、ずっとよくて「黒の舟歌」。
♪男と女のあいだには 深くて暗い河がある
誰も渡れぬ河なれど エンヤコラ今夜も舟を出す
昭和60年代の冬。
自宅で友人と麻雀の真っ最中にテレビから流れてきたこの歌。
森進一が唄う「うさぎ」・・・牌をツモるのも忘れて見入った。
唄の背景にはパステル調の柔らかい挿絵が紙芝居のように流れている。
長い曲を身じろぎもせずに聴いた。
「うさぎ」 歌:森進一 作詞:保富康午 作曲:猪俣公章
この詩が胸に刺さった。
今は幸せな母にも人には言えない苦労があった
いいとか悪いとかそういうことじゃない、
父も母も自分に正直に生きただけ
それが解るまで遠い回り道をした。
「うさぎ」を聞きながら幼い頃の自分に戻ったんだ。
私が5歳のときに父は家を出た。
私の手を引きながら重い石油缶を背負う母と暗い山道を登ったことを思い出す。
漏れた石油にかぶれた母の背中は赤くただれていた。
私を風呂に入れながら、痛くて湯船につかれぬ母は、湯気で涙を隠してた。
歌は世につれ世は歌につれ、「歌」の走馬燈は我がアタマの中枢神経直結だ。
あれから何回も森進一の「うさぎ」を聞いたけど、あの時のボロ泣きが最初で最後、
あの時の森進一さんもきっと辛いことがあったんだろう。
たらちねの 心の闇を 知るものは 子思うときの 涙なりけり
(道歌)
四槓子を振り込んで
四喜和をツモったような夜
不良するのもわるくないと
つぶやきながら。
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遠回りした分、今の睡蓮さんがいる。
そして親孝行の自慢の息子。
お父さん、お母さんの自慢の息子
知らなくて良かったと思うことも大切なこと。
不幸な生い立ちや苦労や貧乏がヒトを造るんじゃないから、
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」なんて、
したり顔で云う苦労人は大嫌い、それにnonsense。
ヒトを育てるのは「愛」さ。
(かっこいい?)
お金持ちにも愛を知らない不毛な人がいる。
価値観が卑しい人もいる。
だから、
対象がヒトでも動物でもいい、自分以外の「痛み」に共感し
涙できることが大事なんだよ。
そうして、強くなれ。
http://blog.goo.ne.jp/suiren2009/e/a1e0986eb7fa248c0a7a1c9d0382b6d6
自慢の息子じゃなくて、不肖の娘かもよ(笑)。
いつもカッチョイ~~と思いながら見てますよ♪
公開のネットでどれだけヒトとヒトのお付き合いができるのか
思うところもあって年齢も性別も載せていません。
それでもよかったら、いつでもお相手しますよ。