睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

煙りがあがらない煙突が雨にけぶる

2019-04-26 07:48:37 | 散文うたかたの記


今朝も雨、
昨日より大粒な雨、
早朝に部屋の小窓から撮った煙突が
雨にけぶってる。

京浜運河の対岸にある火力発電所の煙突の現在は長期停止中、
なすがままに佇んでいる。
この発電所が歩んできた歴史には感慨深いものがある。



寺山の歌を思いだすようなsituationじゃないか。
マッチ擦るつかのま海に霧深し身捨つるほどの祖国ありや
遠い昔に色が見えない玉虫色のハチマキをしていざ...とか。

ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまでにがし
言葉にできない思いはグァテマラと一緒に珈琲ミルへ
がりがり挽いて苦い粉にして飲みほすよ。

バルコニーに出て雨に濡れながら電子ライターを押す、
カチッの音は捨てがたく、今朝の雨は冷たすぎる。
あの煙突から煙りがあがらないことを毎日確かめる。

このせまい洋間が居心地のいい書斎になった。
フローリングの床に(念願の)万年床ができた。
朝な夕な寝ながら空を見る。
専用の野外喫煙所で精神の安定を図る(?)

明日からの10連休は家族サービス&ヒッキーの半々で
いければ上出来かな。
厚木のマンションと山の家と3か所めぐると一日が終わる。

ここに木製の大きなイーゼルは置けないことが分かった。
どちらかひとつを選ぶなら当然万年床だね。
昼寝し放題、あけ放つ窓は風の通り道。

えらくイミフな散文は
こころのうごめきそのままに。




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