この山で修行する僧侶は足腰が鍛えられ不屈の精神が養われ、
道元禅の心髄である只管打坐と共に修行の一助になりそうだ。
この石段の前に立つまでに長短いくつもの石段を登った。
山を切り拓くとはそういうことだと分かっていても、
あまりに多くてとうとう左膝がクーデターを起こした。
ぼくのイカれた足は左と右を交互に出せなくなり、
手すりを頼りに一段づつ立ち止まりながら登ることした。
それでもなんとか最後の長い石段の前にたどり着いた。
石段を見上げたとたん意気消沈、ぼくには100年早い。
ムリして登れば天国への近道、ヘタすりゃ13階段踏み外す、
どちらもまだ早いからここは満を持して白旗\(^o^)/バンザーイ
この石段を必死に登り終えてもまだ上に続く石段がある。
老若男女ご参拝はウソだろ、おい。
さすがに奥の院、ちっとやそっとじゃ行かせてくれないね。
コイン表の指示に従い重いカメラバッグを担いできた。
途中で膝が壊れたのはこれのせいかもしれぬ。
M6を入れた斜め掛けなら身軽にひょいひょい歩けたさ、
天にツバはくようなことを云ってみる。
これで最乗寺を訪れた2つの案件は終わったし、
あとは紅葉と池の金魚を愛でながらゆるりと戻ろう。
奥の院をあとにして今度は下りの石段をおりる。
スナップゼロのイカれた左膝に悪態をつきながら
足元を見ながら時間をかけて降りた。楽勝('Д')
ずらり並んでいる鉄ゲタを眺めながら御真殿に近づくと
いかにも禅宗的なドンドンドンの音が聞こえて来た。
これは読経を知らせる太鼓の音、急いでお堂に向かう。
参拝客はすでに本堂の外陣にかしこまり正座している。
ここに「コインの表」に通じるお宝があったのだけど
たぶんぼくだけのお宝なのであまり期待しないように...
つづく。
天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) 1: レリーフ調の御朱印帳
天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) 2:奥の院に続く長い石段
天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) 3:人それぞれの宝物
天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) 4:紅葉と池の金魚
天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) LAST5:寺社と仏像と自然
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