
北るもい漁協苫前支所の小笠原宏一道漁青連副会長
(留萌地区会長)からSNSでニシン大漁の報告が
終盤に差しかかった日本海沿岸のニシン漁。3月に入っても好転せず、後志、石狩の水揚げは2千㌧を下回る前年同期の6割減にとどまっている。
道水産林務部成長産業課の普及指導員によると、3月10日現在の日本海沿岸ニシン漁獲状況速報は1,341㌧で前年同期(3,540㌧)の38%。前回の2月末に比べ163㌧の増加にとどまった。後志北部が277㌧で前年同期の33%、うち小樽市漁協が204㌧。石狩湾漁協が1,059㌧で前年同期の42%。うち石狩本所が588㌧、厚田支所が422㌧、浜益支所が50㌧。留萌は5㌧などとなっている。ただし、報告のなかった北るもい漁協は、苫前支所の漁業者から大漁のニュース(3月19日)が入っており、上乗せが期待される。
一方、後志南部・桧山は寿都漁協らが105㌧で同76%、ひやま漁協が4㌧で同57%となっている。
以上は、沖合底引き網漁業や刺し網、定置網以外の漁業で混獲されたニシンは含んでいないが、全般的に沖合での漁獲が良かったとの話も聞かれる。