水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

雑誌の価格改定についてのお知らせ

2025-02-26 11:31:26 | お知らせ
 平素は弊社の雑誌をご愛読いただき厚く御礼申し上げます。
 昨今、原材料価格の高騰により用紙代を始めとする原材料費、加工費の上昇が続いており雑誌等の制作費用が大幅に上昇しております。
 つきましては、誠に心苦しい限りではございますが価格を改定させていただくことになりました。
 今後一層の充実した誌面作りに努めてまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
(注:既に発行済みの請求書に関しましては、旧価格で対応させていただきます。)

月刊「水産北海道」2025年4月号~

現在の価格
改定後の価格
単 価
1,019円(本体926円)
1,100円(本体1,000円)
年間購読料
12,228円(本体11,116円)
13,200円(本体12,000円)

『続新編 都道府県漁業調整規則詳解』の取り扱いを開始します

2025-02-26 10:34:50 | お知らせ
 

 故金田禎之氏の後継として末永芳美元東京海洋大学大学院教授(元水産庁資源管理部審議官)が執筆した『続新編 都道府県漁業調整規則詳解』の取り扱いを弊社で開始します。
 本書は、都道府県漁業調整規則を深掘りし、本質に迫るもので、(株)水産新潮社が昨年6月に発行しました。好評につきこのたび弊社が販売を引き継ぎ、皆さまに提供することになりました。購入申し込みをいただければ、3月から発送致しますので、よろしくお願いします。

⚪︎A5判・306ページ、定価8,800円(税込)送料500円
⚪︎本書の特徴
 1.明治から令和の現在までの規則の歴史的変遷と経緯をわかりやすく解説
  特に2018年の漁業法大改正を踏まえた漁業調整規則の変更を的確に把握
 2.新都道府県漁業調整規則例の条文の改正点を中心に逐条解説
 3.別々だった海面と内水面の漁業調整規則例の統合一本化の影響と留意点
 4.新たに示された規則例の下にあっても、なお多様性のある都道府県漁業
  調整規則の理解
 5.遊漁者等の漁具制限や試験研究等を行う場合の注意点
 6.豊富な資料を付録に掲載



北海道で漁師になろう! 「北海道漁業就業支援フェア2025inさっぽろ」 10〜30代中心34人来場、オンライン含め49 人 30のブース回りマッチングにお互いの意志確かめる

2025-02-23 17:34:40 | ニュース
 
受付風景、相談シートに書き込む参加者  道、研修所の相談コーナーも盛況だった

 道漁業就業者支援協議会(阿部国雄会長)は、2月22(土)午後からホテルライフォート札幌で「北海道漁業就業支援フェア2025inさっぽろ」を開催し、漁業の志願者34人が来場。漁業就業支援フェアは東京、函館でも同時開催され、札幌への事前予約、東京からのオンライン参加を含め49人が応募し新記録となった。
 事務局によると、全道ファミリーマート240店舗にチラシを置き、SNSでのPRにも力を入れた。その結果、札幌会場の来場者は10代が8人(高校生含む)、20代が6人、30代が8人と若手が3分の2を占め、40代以上も60代まで12人が来場した。
 今回の出展者は漁業団体30ブース、相談時間は午後0時〜16時まで。受付は来場者多数で相談シートが不足するほど盛況だった。志願者と出展者とのマッチング確認は漁協を通じ道漁業就業者支援協議会(事務局・道水産会)に提出する。会場には道水産林務部、道立漁業研修所が相談コーナーを設け、事務局が来場者への受付、案内を担当し、大型ディスプレイで実際の漁業の様子を紹介、事前申込者を対象にオンラインブースを3つ用意した。
 浜からは小樽管内の石狩湾、東しゃこたん、古宇郡、寿都町、島牧、渡島管内から松前さくら、上磯郡、戸井、胆振管内から室蘭、日高管内からひだか、えりも、北見管内から雄武、宗谷管内から船泊、利尻、留萌管内から北るもい、新星マリンといった漁協が出展し、定置網、ホタテ養殖、刺し網、エビかご、コンブ養殖、ツブかご、ナマコ桁網、ウニ、底建て網など多様な沿岸漁業の担い手を求めた。
マッチングできた人は、3月7日までに漁協から協議会に報告する。短期間の漁業体験を経て指導漁業者のもと現地での実施研修を受ける。
 道水産林務部水産経営課によると、道内の新規就業者は毎年150人前後いるが、離職率が高く、新年度はPR強化、ミスマッチ回避、定着強化(受入漁業者向けのセミナー)に取り組む。
 協議会の分析では、寿都町で22年間に30人が雇用型の研修を通じて新規就業したが、うち27人は町外の在住者で、現在でも9人が漁業に従事(組合員)し定着率は3割という。

 
熱心にお目当ての出展者と話す参加者   各ブースを回る道水産会の山口副会長

2025年(令和7年)2月21日(金)発行/北海道漁協系統通信第6856号

2025-02-23 17:33:18 | 系統通信
道議会水産林務委員会でコンブ対策などを報告
天然コンブのモニタリング、好適な漁場づくりを

第3回日本海沿岸ニシン漁獲状況(2.10)
石狩で前旬から300㌧上積み、石狩湾漁協本所で179㌧水揚げ
メスの成熟進む 厚田でメスの7割が完熟状態に

令和6年度全道漁協指導部門担当者会議
養殖業の成長産業化と補助事業の活用について情報提供

日東製網の定置技術勉強会に250人
今後の定置網に必要な経営合理化、スマート化を研さん
網走合同定置の元角代表が「協業化の成果と課題」講演

第一管区海上保安本部がR6海難発生状況を発表(速報値)
漁船海難は41隻、人身事故41件、死亡・行方不明者10人

(一社)道水産物荷主協会、新会長に長谷川博之前副会長

・・・海難遺児に希望と勇気を・・・
道漁協女性連が研修大会の募金30,000円を寄付

2025年第3回日本海ニシン漁獲速報(2月10日) 約700㌧を前年の半減、沿岸水温高く来遊遅れか 石狩は本所に偏り、厚田、小樽も大型魚中心

2025-02-20 21:18:24 | ニュース

 日本海沿岸のニシン漁は2月10日で累計ほぼ700㌧と前年同期の5割弱にとどまっている。沿岸水温が高く、来遊が遅れており、道総研の調査では熟度30とメスの成熟が進みつつある。札幌中央市場の入荷は石狩産が中心で、1日60㌧から10㌧程度と安定していないが、㌔500円前後で取引されている。
 道水産林務部成長産業課普及指導員のまとめによると、2月10日現在の日本海沿岸(稚内市〜上ノ国町)の刺し網、定置網で漁獲されたニシンは後志北部、石狩、留萌、宗谷を合わせて697㌧で、前年同期の1,441㌧に比べ48%にとどまっている。後志北部は174㌧、そのうち余市郡で40㌧、小樽市で135㌧、石狩は522㌧、そのうち石狩本所356㌧、厚田支所141㌧、浜益支所24㌧、留萌の増毛で1㌧となっている。特に石狩が前年同期の47%と振るわず、石狩本所に集中し、厚田支所が少ない。後志北部も60%にとどまっている。
そのほか後志南部で41㌧(寿都町40㌧)、桧山で2㌧が報告されている。