道機船連の原口常務によると、日本200海域水域の水産生物資源と「またがり」と評価されるスケソウ、ズワイガニなどのロシア200海里水域の2017年TACについて、ロシア農業省が10月10日付で次のように発表した。隣接する南千島海域、東サハリン海域のスケソウは10万㌧台を維持し、堅調な評価。また、東サハリン海域のズワイガニ(オピリオ)、トゲズワイガニは増加傾向を示している。
2017年のスケソウTACは合計188万4,503㌧(前年183万820㌧)で、うち南千島11万700㌧(8万9,300㌧)、東サハリン10万4,000㌧(10万7,000㌧)。
カニ類TACは合計7万3,230㌧(前年6万6,285㌧)で、うちタラバガニ1万3,022㌧(1万248㌧)、ズワイガニ(オピリオ)2万5,674㌧(2万2,045㌧)、トゲズワイガニ8,144㌧(8,083㌧)。東サハリンには、ズワイガニ(オピリオ)1,470㌧(1,431㌧)、トゲズワイガニ6,251㌧(6,820㌧)など8,253㌧(8,628㌧)が配分される。