水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

3月末コンブ格付実績(30年度最終) 1万5千㌧突破、前年度に比べ1,900㌧・14%増

2019-04-04 21:53:34 | ニュース

 道水産物検査協会(小倉啓一理事長)は、3月末(平成30年度最終)のコンブ格付実績をまとめた。3月分の実績は589㌧(前年486㌧)で、累計では1万5,161㌧と29年度に比べ1,901㌧・14 %増加した。

 主な生産地では渡島が前年同期の3%減産で4,398㌧、日高が同6%増の2,780㌧、釧路が同23%増の3,689㌧、根室が同44%増の3,127㌧、宗谷が同35%増の936㌧となっている。

 銘柄では、渡島のマコンブ(天然)が大減産だったほか、日高コンブ(ミツイシ)は昨年並み、リシリコンブ、道東のナガコンブが豊漁で、特に根室の生産が良好だった。


きょうさい事業が好調 ぎょさい加入・支払とも最高、JF共済も計画・実績上回る

2019-04-04 16:36:30 | ニュース

 道共済組合(福原正純組合長)の30年度3月末実績は、加入が1532億円の見込みで、年間計画、前年実績をともに上回った。支払もぎょさいが92億円、積立ぷらすが131億円と合計223億円に達し、加入・支払とも過去最高となった。

 道JF共済推進本部(福原正純本部長)のJF共済新規実績は、制度改正を行ったチョコー純新規が252億円で年間計画、前年実績をともに上回った。くらしも306億円と制度改正を行った前年を下回ったが、300億円の大台を突破する加入実績をあげた。


水産庁が4月1日付で人事異動 石塚道漁調所長、田中道開発局水産課長も本庁に栄転

2019-04-04 16:21:42 | ニュース

石塚沿岸・遊漁室長

 水産庁は4月1日付で人事異動を発令し、道漁業調整事務所は、石塚浩一所長が本庁資源管理部沿岸・遊漁室長に、後任には久保寺聡之大臣官房政策課調査官が就任した。

 北海道開発局水産課は、田中郁也課長が本庁漁港漁場整備部水産施設災害対策室長に、後任には横山純水産庁漁港漁場整備部防災漁村課長補佐(総括班)が就任した。


道内沖底2018年漁獲状況 数量は1割上回ったが、単価安で金額は前年並み

2019-04-04 16:02:04 | ニュース

 道機船連(山田邦雄会長)は、3月29日札幌で通常総会を開き、平成30年度業務報告・収支決算、31年度事業計画・収支予算などを原案通り承認した。

 本道沖底の30年水揚げは、14万7,196㌧・146億6,639万円で前年に比べ数量は111.7%と上回ったが、㎏平均単価が前年の111円から100円に落ちたため、金額はほぼ前年同額となった。

 主力のスケソウは、8万1,082㌧・49億1,122万円。数量で102%、金額で91%。単価が68円から61円に下がったのが響いた。漁獲減少が続いていたホッケは、2017年級群によって大幅に向上。1万2,600㌧・10億4,296万円と数量で2.6倍、金額で1.3倍に伸びた。数量増で、単価は前年の172円から83円に下落した。

 道機船連の柳川延之専務は「ホッケは漁獲努力量の3割削減を続け、その成果が実って少し資源が上向いてきた。スケソウは単価安で金額が減少した。すり身は上昇しているのに、原魚の価格が下がるのはちょっと理解に苦しむ」とスケソウ価格の持ち直しを課題にあげた。


本道沿岸スケソウ漁業2018年漁期終了 太平洋が苦戦、日高5千㌧、日本海は2千㌧

2019-04-04 15:57:02 | ニュース

 道南太平洋のスケソウ刺し網は今シーズンの漁を終え、3月末までの水揚げは渡島・胆振の噴火湾で1万8千㌧台、日高で5千㌧台の前年比マイナスとなった。日本海のスケソウ漁業(待ち網除く)は後志・桧山で約2千㌧と前年比1.5倍の豊漁。

 道水産林務部漁業管理課によると、胆振・渡島管内のスケソウ刺し網は、3月の水揚げが101㌧と前年同期(8㌧)を上回ったが、胆振のみの漁獲で累計でも1万8,293㌧と不漁だった前年同期(1万9,832㌧)を8%下回った。近年好調な日高管内は3月中が641 ㌧、累計で5,422㌧と豊漁だった前年同期(7,380㌧)を下回っているものの、5千㌧以上の水揚げを維持した。

 日本海スケソウ漁獲は、3月末の累計が1,934㌧で、前年同期を56%上回っている。特に後志管内は1,593㌧と同51%上回り、TACの消化率が99%となった。桧山管内は341㌧と前年同期比87%増(2月終漁)。いずれも日本海スケソウ資源が増加傾向にあることを裏付ける水揚げとなった。