水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

2019年10月4日(金)発行/北海道漁協系統通信大6435号

2019-10-05 11:17:29 | 系統通信

全漁連が北朝鮮の弾道ミサイル発射に抗議声明

サンマ水揚げ状況(9月末)
道内4,300㌧・前年比17%、単価は2.3倍に
10月に入り花咲への水揚げ活発化1,000㌧超える

羅臼天然値決会 1等・2等前年同で妥結

2019年度第2回太平洋スルメイカ長期漁況予報(9月末)
魚体小さく来遊は低水準 山場無いまま終漁の見通し

日本海北区(石狩湾)ハタハタ漁の見通し
近年の低水準の範囲、2歳魚主体で大型が多い可能性も

ロシア太平洋サケマス漁獲量(9月17日)
約46万㌧と2017年同期を37%上回る

渡島総合振興局がブリのオリジナルレシピ集を公開


網走管内サケ・マス漁獲状況(9月30日現在) サケ318万尾・前年比89%、重量は前年上回る

2019-10-05 11:06:05 | ニュース

 網走管内(雄武〜ウトロ漁協)のサケ・マス漁獲状況は、9月30日までに秋サケが318万尾と前年同期の11%減、平均目回りは3.56㎏と14%増、価格は574円の14%減となっている。

 網走海区漁業調整委員会によると、秋サケの9月30日現在の漁獲状況は、3,182,768尾で前年同期に比べ89.0%。重量は11,330㌧(同101.6%)、金額は65億543万円(同87.6%)となっている。平均目回りは3.56㎏で前年同期(3.12㎏)を14%上回っている。逆に平均㎏単価は574円で前年同期(666円)を14%下回った。

 また、岩手県の秋サケ漁獲は、岩手県農林水産振興課によると、9月30日現在で3.5万尾、107㌧、6,600万円と前年同期の2〜3割程度に低迷している。平均㎏単価は719円で前年より7.4%上回っている。平均目回りは3.06㎏と前年同期を19%上回っている。


サンマ水揚げ状況(9月末) 道内4,300㌧・前年比17%、単価は2.3倍に 10月に入り花咲への水揚げ活発化1,000㌧超える

2019-10-05 11:03:34 | ニュース

 太平洋のサンマ棒受け漁は歴史的な不漁が続き、9月中旬過ぎでも道東海域への来遊は皆無で、東側の公海での操業が続いている。10月に入って花咲への水揚げが活発化し、10月1日、2日で1,100㌧以上が水揚げされ、特に2日は800㌧と今シーズンの最大日量を記録した。

 漁業情報サービスセンターによると、8月〜9月末までの全国のサンマ漁獲量は約4,500㌧で、前年同期の12%という低水準にある。近年5ヵ年の平均に比べると1割強。平均㎏単価は640円前後で前年同期の2.4倍の高値。

 道内の水揚げは、4,300㌧で同17%。主要港では、サンマ水揚げ日本一の花咲が4,000㌧余りで、前年に比べ2割強、近年5ヵ年の平均に比べると18%程度。そのほか厚岸で270㌧、釧路で40㌧と極端な不漁となっている。平均㎏単価は630円台で全国とほぼ同じ水準。

 9月中旬の主漁場は、道東海域より東側の落石東300海里など遠く、同漁場では大型船で平均3㌧の漁獲にとどまっている。さらに遠い落石東南東440〜460海里では平均5㌧、落石東670〜700海里では平均16㌧を漁獲した。魚体は体長29〜30㎝モードで、29㎝以上の体重は100〜130g台が主体で、前年より痩せていた。

 漁業情報サービスセンターが9月30日に発表した「第3回サンマ中短期漁況予報」によると、今後の見通しは、道東海域では10月上旬は魚群の来遊がないが、10月中旬になると来遊する可能性がある。ただし、来遊量は極めて少なく、多くの魚群は東〜南側を南下し、11月上旬以降は魚群の来遊が少なく、終漁を迎える。