水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

紋別漁協組合長、定置協会会長を務めた阿部滋氏が逝去

2022-05-06 21:40:09 | ニュース

 紋別漁協前代表理事組合長で道定置漁業協会会長などを務めた阿部滋氏は入院治療中のところ、29日未明、逝去した。84歳。
 阿部氏は、紋別氏出身で定置網漁業を営む傍ら、紋別漁協代表理事組合長を6期18年務め、北見管内漁協組合長会会長など漁協系統の要職を歴任した。定置業界にあっては道定置漁業協会会長に就任し、札幌駅前での「秋さけ祭」を開催して消費拡大に努めた。さらには日本定置網漁業協会の会長としてリーダーシップを発揮した。また、紋別漁協のホタテ貝増殖の発展に尽くし、全道有数のホタテ産地に育て、道ほたて漁業振興協会会長も務めた。
 葬儀は、妻・照子さんを喪主、次女・亜希子さんを施主に、知見貴美男紋別カントリークラブ代表取締役が葬儀委員長となって5月2日に通夜、3日に告別式を紋別市内の「いずみほーる」で執り行い、故人の急逝を悼む大勢の参列者が焼香した。

「原油価格・物価高騰」緊急対策に予備費1.5兆円 ロシア原料転換など水産加工業原材料調達円滑化に50億円

2022-05-06 21:36:38 | ニュース
 政府は4月26日、関係閣僚会議で6.2兆円の「原油価格・物価高騰」総合緊急対策をまとめ、28日には一般予備費1.5兆円を支出することを閣議決定した。残る財源は今国会に提出する補正予算案の2.7兆円を充てる。
 農林水産関係は、予備費751億円を使って原材料の価格高騰対策などを行って影響の緩和に効果を図る。
 水産関係対策では、「水産加工業原材料調達円滑化事業」としてロシアによるウクライナ侵攻の影響で、安定供給に支障が出ている原材料水産物を使用している水産加工業者に対し、代替原材料の調達に伴う輸送、原材料転換に必要な加工機器導入などの取り組みを支援する。ロシア産水産物や同種の水産物でウクライナ情勢によって調達困難となっているものに限る。1事業者あたり5,500万円を限度に3分の2を補助する。例えば、調達先変更はロシア産のカニをカナダ産に転換するケース。また機器導入はサケからサバに魚種を転換した場合に三枚卸機を導入するケースなどが想定される。
 また、日ロ漁業協定関係漁業者対策事業としてロシアとの間の漁業協定に基づく操業に不確実性が高まっている状況を踏まえ、関係漁業者への支援を機動的に実施する。
 農林漁業者に対する金融支援対策として経営継続に必要な農林漁業セーフティネット資金などの実質無利子化・無担保化などを措置する。

道総研稚内水試試験調査船「北洋丸」竣工式 最新鋭の機器を搭載し、より精度の高い資源調査に期待

2022-05-06 21:23:34 | ニュース

 道総研稚内水試の試験調査船「北洋丸」(266トン)が完成し、4月27日稚内市内のホテルで竣工式を開催し、宗谷、留萌管内の漁協組合長、市町村、団体、道、道議会、道総研、振興局の関係者ら約100人が出席して最新鋭の調査研究機能をもつ3代目「北洋丸」の船出を祝った。
 竣工式では、主催者を代表し道総研の小髙咲理事長が「本日竣工式を迎えた「北洋丸」は、日本海西岸からオホーツク海までを調査海域にしており、最新鋭の調査機器の搭載により、安全性に配慮しながら精度の高い資源量調査や海洋環境調査、海底地形調査を行うことが可能となった。道総研では「北洋丸」を含め3隻の試験調査船を有効利用し、本道周辺海域のより高度な調査研究に貢献し、水産業の発展に寄与するよう関係者一同が決意を新たにしている」と式辞を述べた。次いで三原行雄稚内水試場長が3年前からの建造経過をたどり、2022年度からの本格運用を報告した。
 来賓の道総合政策部の渡邊宏和次世代社会戦略監、道議会の市橋修治副議長、道機船連の風無成一代表理事会長が新生「北洋丸」の航海の安全とより精度の高い資源調査への期待を込め祝辞を述べた。風無会長は「本船が担当するのはスケソウ、ホッケなどの底魚類が多く生息する本道でも重要な海域。魚種判別性能を向上させた計量魚探や海底地形を3次元化できるマルチビームソナーも搭載し、魚類の産卵環境の解析も可能とされ、新たな資源管理手法の研究推進にも期待がかかる」と述べ、川崎一好道漁連会長らの祝電が披露された。
 引き続き、「北洋丸」の長谷川秀喜船長が「ホッケ、スケソウの資源調査に尽力し、航海の安全に努める」と述べ、乗組員17名を紹介した。
 このあと、道総研稚内水試の高畠信一資源調査研究部長が科学計量魚探やマルチビームソナー、赤外線カメラなどの新しい調査機器を説明し、「北洋丸」の概要や船内を動画で紹介した。
 続いて小髙理事長をはじめ菊池元宏道漁連副会長、北村與志郎前畑造船社長、千葉光悦留萌地区漁協組合長会会長、工藤広稚内市長ら来賓が登壇し、テープカットをして竣工を祝った。最後に木村稔道総研水産研究本部長が「新しい試験場調査船が収集する多くのデータを漁業の振興につなげたい」と挨拶し閉会した。

2022年4月22日(金)発行/北海道漁協系統通信第6630号

2022-05-06 21:19:00 | 系統通信
「第2回推せん会議」が終了
道漁連会長に阿部基金協会道支所運営委員長
共済・共水連に奈良氏、基金に萬屋氏、信連・深山氏は続投

道漁連の令和3年度取扱高は2,823億円
ホタテ価格が牽引 当初計画比350億円増・前年比518億円増
「㈱ぎょれん道北食品」設立へ 稚内地区の水揚処理拠点に

日高・十勝・釧路・根室の13市町長が知事に要望
ウニ種苗の確保、他魚種の対策など赤潮被害の継続支援を
赤潮対策のロードマップ策定に地元漁業者の声反映求める

道さけ・ます増協が18日に中央要請
さけます増殖事業の安定・継続に向けた支援措置求める

道漁業無線連合会第68回通常総会
佐藤会長、風無・大坂副会長ら再選、石井氏が新理事

ロシア、春季オホーツク海抱卵スケソウ操業を終漁
79万3,000㌧と前年同期を2%上回る

ロシアの今漁期漁獲量156万7,400㌧(4月18日)

2022年4月19日(火)発行/北海道漁協系統通信題6629号

2022-05-06 21:16:49 | 系統通信
道南太平洋スケソウ漁(3月末・速報値)
刺し網2万7千㌧、その他合わせ3万4千㌧と2割増

日高西部海域の毛ガニかに篭漁終漁
前年比74%の9.8㌧、許容量消化率は54%

令和4年釧路東部海域毛ガニかに篭漁(3月末)
16.7㌧・9,800万円、前年同期の6割 大中単価は7千円超え

中央水試、石狩湾ニシンの漁獲後調査を公表
脊椎骨数の分析結果 2月は石狩湾系、3月末はサハリン系が混在

ノーステック財団、「地域ものづくり支援事業」募集

29日、道漁連が稚内で「全道なみまるクリーンアップ作戦」

6月1日、当別道民の森「お魚殖やす植樹運動」植樹行事

6月22~24日、『日本の食品』輸出EXPO、東京ビックサイトで開催