水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

2020年3月3日(火)発行/北海道漁協系統通信第6466号

2020-03-04 15:31:17 | 系統通信

道漁連が4月1日付人事異動を内示
管理一戸、販売佐々木、漁政山宮3名が部長 東京所長に田中漁政部長

共済組合・共水連が4月1日付人事異動を内示
林下直轄推進部長、木村道南支所長

令和元年度 全道漁協漁場環境保全研修会
海洋プラごみ問題 最新研究を学ぶ
国内MP汚染実態 廃棄漁網のリサイクル方法を報告

根室市内4漁協がタラバガニ養殖協議会設立
新たな養殖産業確立へ 国内初の事業化目指す

ロシアの今漁期漁獲量64万㌧(2月19日現在)

サハリン州知事が漁業庁長官に要請
色丹島の漁業会社が沿岸のコンブ採取求める

2019ロシア・サケマス約50万㌧
2020漁期38万㌧(マス22万㌧)を勧告

ヨーロッパザラボヤ関係調査結果(小樽市)
道総研中央水試が早期除去を呼びかけ


2019ロシア・サケマス約50万㌧ 2020漁期38万㌧(マス22万㌧)を勧告

2020-03-03 16:44:34 | ニュース

 道機船連によると、2月21日ユジノサハリンスクでシェスタコフ農業副大臣(漁業庁長官)が議長となった極東科学操業評議会が開かれ、2020年漁期の太平洋サケマスの第1次漁獲勧告量を約38万4千㌧とすることを採択した。同勧告量の魚種組成は、カラフトマス22万2,800㌧、シロザケ11万3,200㌧、ベニザケ3万9千㌧、ギンザケ8,400㌧、サクラマス495㌧、マスノスケ34㌧。

 また、北海道に隣接するサハリン州の第1次漁獲勧告量は、約9万2千㌧で、カラフトマスが4万6千㌧、シロザケが4万4千㌧と設定され、6月1日から南西漁業区からマス操業を始める。

 ロシアの2019年漁期の太平洋サケマスの生産量は、49万7,740㌧で、このうちカラフトマスが32万9,390㌧を占め、シロザケは11万1830㌧、ベニザケが4万6,530㌧。地域別ではカムチャッカ地方が37万7,770㌧と集中し、逆にサハリン州は7万6,390㌧と落ち込みが顕著で、北部への資源来遊の偏りが強まった。カムチャッカ地域は、いぜんとして東沿岸が26万600㌧と主漁場だが、西沿岸のカラフトマスが6万210㌧と増産したのが特徴。サハリン州の主漁場・東沿岸のカラフトマスは2013年の16万2,780㌧から2019年漁期は5,770㌧まで落ち込んだ。なお、南クリールのシロザケは、漁獲勧告量2万3,060㌧に対し2万6,740㌧の実績となった。


道漁連が定期人事異動(2020年4月1日付)一戸管理部長、佐々木販売第一部長、山宮漁政部長が就任

2020-03-02 15:28:21 | ニュース

道漁連はこのほど4月1日発令の定期人事異動を内示した。本所部長クラスでは、一戸東京支店管理部長が

本所管理部長、佐々木北見支店長が販売第一部長、山宮根室支店長が漁政部長に昇格した。

 支店長クラスでは、小樽支店・相澤、室蘭支店・渡辺、根室支店・川崎、北見支店・伊東、東京第三部長・

山野寺、東京第一部長・福田、東京監視部長・佐生、大坂支店・寺澤がそれぞれ昇格した。

 今回の発令総数は114名。うち勤務地変更53名、管理職発令42名、うち15名が昇進した。

 


日本海沿岸ニシンが1,000㌧突破 2月20日現在で約1,300㌧ 豊漁続く

2020-03-02 11:59:40 | ニュース

 

 日本海沿岸で刺し網などで漁獲されるニシンが1,000㌧を超え、
約1300㌧㌧と前年同期を25%以上上回っている。

 道水産林務部水産振興課普及指導員によると、2月20日現在の
漁獲量は1,295㌧で前年同期の125.6%。特に主産地の石狩湾漁協
は1,038㌧に達し、厚田地区は504㌧と最も多く、次いで石狩地区
が364㌧、浜益地区169㌧となっている。後志管内は小樽市154㌧、
など259㌧が漁獲された。

道総研中央水試が2月17日に厚田地区で 実施した漁獲物調査によ
ると、メスはほとんど完熟状態で大型魚主体に産卵が進んでいる。
刺し網の目合は大型魚狙いの2.5寸主体であり、尾叉長は依然とし
30cm以上の大型個体が大半を占めた。ただし、前回2月3日の
漁獲物と比べると、最頻値は31~30cm で若干小型になっており、
年齢も5年魚が若干減少し、3~4年魚の割合が増加しているという。

 札幌市中央市場のニシン入荷は、2月中が804㌧、1億9,500万円
で、前年比数量が24%増となったが、全道的な水揚げにより単価
は㎏当たり243円と11%下がり、取扱金額も10%増にとどまった。
このうち、石狩産は735㌧、1億7,773万円、単価242円。後志産は
29㌧、721万円、単価247円。双方とも数量は2割ほど増えている
が、単価は1~2割安く、金額は伸び悩んでいる。