水産生物部  [山形県立加茂水産高等学校]

水産生物部では様々な生物の
採集、観察、研究を行っています!

そんなめちゃめちゃたのしい活動の一部をご紹介!!

桜散る頃は… by 部長金子

2006年04月27日 17時21分39秒 | Weblog
当生物部が今月9日から始動して今日で18日。
そろそろ実質4週間ほど経過します。
新入部員2名を迎えて本年度が始まったわけですが、
2人は早くもこの生物部に慣れてきたようです。
(先輩方がいいからなあ~。←嘘です。)
さて、これからどんな働きを見せてくれるか楽しみです。

最近は当ブログをご覧になって頂いている方が増えているらしいです。
私はだいたい「今日はどんな事書こうか?」と考えているせいか、
閲覧数なんてほとんど認知していなかったので「へえ~。」という程度でした。
でも、ご覧になって頂いている方々には感謝しております。
大変ありがとうございます。

今日は顧問が出張で部活が休みなのですが、
特命でこうして文を打っています。
さて、どんな事を書いたらいいものやら…。結局考えは浮かばず。
まあ、今日掲載した写真について説明しましょうか。

これはウキゴリの遡上を観察しようという装置です。
三段の構造で、一番上の水槽は水を中段の水槽に流すものです。
中段の水槽にはU字溝(字は多分これだと思いますが)を取り付けています。
そして、U字溝から流れた水が一番下のポリバケツ(?)に溜まるわけです。
ポリバケツにはウキゴリを入れておきます。そして、
ウキゴリがU字溝を上るのを観察する。
というものです。

何故このような装置を作るに到ったかというと、当生物部では
学校から少し離れたある川で魚類調査を行っていました。
そして、調査の結果からスミウキゴリは、
上流にしか生息していないことが判明しました。
この川には1ヶ所滝のようになっている場所が中流にあります。
つまりスミウキゴリはこの場所を上ったということになります。
しかし、なぜスミウキゴリだけが上るのか?
ほかにも多くの疑問が浮上してきたわけです。
そこで「実験をしてみよう」となったわけです。

私は実際には見ていませんし、装置も違いますが、
以前の実験で遡上したことがあるらしいです。
さて、今回の実験では見事に遡上を観察することができるか、乞うご期待。