水産生物部  [山形県立加茂水産高等学校]

水産生物部では様々な生物の
採集、観察、研究を行っています!

そんなめちゃめちゃたのしい活動の一部をご紹介!!

今週の活動について by顧問

2006年11月26日 15時46分33秒 | Weblog
 今週も、あっという間に過ぎてしまいました。
 寒くなると捕獲魚種も減り、肝心の「ウキゴリ類」も捕獲数激減です。
 実験もなかなかうまくいかず・・・。

 さて、サクラマス(ヤマメ)がふ化しはじめています。
 学校のサクラマスは12月1日がふ化予定日ですが、分譲先の水族館ではもうふ化しちゃってました。
 この差は水温が関係しています。
 専門用語で「積算温度」というのがあります。これは一日の平均水温を毎日たしていくと、発眼日やふ化日がほぼ判るものです。
 サクラマスがふ化するまでの積算温度は450℃位です。水温が13℃位ですから、450℃÷13℃=約34日でふ化するのが判ります。養殖業者さんは水温を毎日チェックしています。
 また、魚種により積算温度は違います。サケは少し長く480℃位で、マス類養殖の基本「ニジマス」は320℃位と短いのです。比較的卵管理が簡単です。

 ここまで養殖場の人工的な雰囲気できましたが、先日三瀬川に行き、サケの生涯最後の大仕事現場を見に行ってきました。
 大量に見れます。
 行けば必ず見れます! 必見!

 場所は7号線の橋(サンクスのところ)より一つ上流の風情ある橋(メタルスライムが乗っている)の下。

 サケは傷つき、一部白く腐りきっているため発見しやすくなっています。

 ちょっと泣けてきます。

 アッそれから22日に「海の研究者」さんよりトラックバックが入っていました。面白い内容ありがとうございます。
 これも必見。