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翌日、夕刻にチェナロン氏の勤務が終わるのを待ってラーブリーのバンポンへ行くべし待ち合わせの南部バスステーションへ向かう。バンポンは彼の故郷である。バスセンターはトンブリーにある。バスに乗るため王宮広場辺りに差しかかると同じトンブリーに向かう青年が声をかけてきた。タマサート大学の学生だという。バスがなかなか来ない。すると彼は「一緒に近道して行きませんか?」と言ってくる。こっちも時間が過ぎてやや慌て気味だったので早い方がいいか、ということで彼の後についていった。チャオプラヤー川に出てトントンと何艘かの停泊中の舟をまたいでとある舟は頭に何やら交渉し「こっちへ」と手招きして私も乗るように促す。私が乗ると舟はプルプルプル。。。。と対岸のトンブリまであっという間に着いてしまった。料金の交渉があったかどうかは知らないが料金は400バーツとのこと。バスなら2バーツのところだ。「二人だからワリカンにすりゃ安いね。」と彼が言う時少々驚きを禁じ得なかった。学生の中にも超貴族がいるものだ。彼はトンブリーの百貨店に勤める恋人を迎えに行き今晩夜通しディスコに行く、のだそうだ。気分が随分浮かれているようだった。
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