知らないタイを歩いてみたい!

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イサーンの高僧をお呼びした。(4)

2021-02-05 06:00:38 | ハノイ
@1月15日(水)案内人 瀬口良一氏(文責)
11時、アイリスインに迎えに
 タイの僧侶、お付きの方(ピンケオさんの弟)ピンケオさん、そして通訳のとしてピンケオさんの友達で寝屋川在住のエーさん。後で聞けば天理大学出身とのこと。
12時30分 妙心寺着
 阿じろ(精進料理)の社長、妹尾さんと落ち合う約束の時間が12時であったが我々は30分ほど遅れ、従業員の方が阿じろ本店で待っておられ、その方の案内で妙心寺本山に。(妹尾さんは今回、妙心寺を紹介していただいた方)その後妹尾さんと落ち合う。 
13時 本山にて妙心寺、法務部長で山内の大心院住職のお話を聞く。
 *妙心寺は臨済宗妙心寺派の総本山で全国に臨済宗の本山が13カ所あり、その末寺が  7000寺あり、そのうち3500寺が妙心寺派であり本山でも最も大きい宗派の一つである  とのこと。
*タイ僧侶と大心院との対話の中で。
○タイの上座部仏教(小乗仏教)に対して日本の大乗仏教について。
○仏門人として人々とのかかわり方。
○両寺とも学校を運営している。
○仏陀の戒律の話。ほとんどがこの戒律の話で終始した。
14時45分 ご本尊の部屋で記念写真を撮り、本山を後にした。
 帰りぎわ、ピンケオさんとエーさんがお腹がすいているとのことで、丁度、山内の東林院で小豆粥をしているのでそれを食べに行く。ピンケオさん、エーさん、弟さんの3人が食事をされたが、3人とも精進料理は口に合わないらしく、ほとんど残された。
 対の僧侶は戒律により午後は飲み物以外は口に出来ないので、お茶を出された女性の方が(そこに置いてくださいと言われ)面食らわれた。日常、日本の僧侶と接しておられても、戒律をきちんと守られておられるタイの僧侶との接し方が分からない(当たり前のこと)らしい!
16時 妙心寺を後に、帰途へ。
 **瀬口さんは青年期を妙心寺で過ごされたとか。ご苦労さんでした。

@1月16日(木)タイのお坊さんとの一日 中務昇氏文責
1月16日(木)円山治行さん、村上恵津子さん、タイ人の留学生のネーンさんと共に、12日から日本に滞在中の坊さんと、介添役のタイの若者を奈良方面に案内をしました。
円山さんには当日わざわざ休暇をとってまで、朝早くにご自慢のマイクロバスで坊さんを城陽市にある宿舎へ迎えに行っていただき、村上さん、ネーンさんとの待ち合わせの近鉄奈良駅への途中に私をひらってもらった。
東大寺横の駐車場に車を入れ外に出たところすぐに数匹の鹿が集まる、円山さんが例のせんべいを買って坊さんに渡してくれる、朝も早かったせいか、みるみる腹ペコ?の鹿に取り囲まれ瞬時に坊さんの手からせんべいはなくなる、タイでは鹿は珍しいとのこと、お坊さんは鹿の頭をつぎつぎになでながら満足そうな表情。おつきの若者はカメラのシャッター係り、彼はその後も無表情でもっぱらこの係りに徹していた。
さて、まずは奈良では定番の東大寺大仏さまの拝観へと向かう。「鎌倉の大仏」もタイでは有名だというような話をネーンさんから聞きながら南大門に到着、左右の「仁王さん」は相変わらずのしかめ面で「不浄の輩が今日は他国の坊さん連れか!」と私を睨んでいる。寒い中を独特の袈裟(ころも?)を着た僧侶を中心とした一行に、ウイークデーでしかも寒さがきついため参拝客もまばらではあるが皆さん面白そうに、あるいは怪訝な顔をしてこちらを注目、「仁王さんの役目」は伝えられたが、坊さんに「阿吽の呼吸」について、どのような時に使う言葉かを伝えるため、村上さんにも入ってもらい、通訳の通訳でネーンさんに説明をするが、ネーンさんは何のことか意味がわからない様子、無論坊さんにはまったく伝わらず、こちらが疲れて降参!つぎに向かう。(「以心伝心」はここでは死語なのか!)
本殿に向かう途中、タイ人の女性二人と日本人?の男性との三人組と出会う。女性は無論両手を合わせ頭と腰をかがめて挨拶、名古屋から来たとのこと、こんなところで突然自分の国の僧侶に出会えうれしそうな様子。しばらく立ち止まりお坊さんとの会話。坊さんは鷹揚にうんうんとうなずいて2,3言葉をかけられるているように見受けられた。
大仏殿ではお付の若者とネーンさんに、いろいろと坊さんのほうから説明をしている様子。日本の仏教についてまた東大寺についての予備知識は充分、英文のパンフレットで詳しく理解をしてもらえたようである。大仏殿の中を一周して坊さんは「日本人は信仰心が篤く、昔から仏様を大切にする心のあらわれ」との感想をのべられたようです。
12時までに食事を済ますため、少し早い時間であるが11時すぎに食堂に入る。坊さんと連れの若者はてんぷらうどんを注文される、ウェイトレスが運んできたがなかなか手を出そうとしない、おしぼりと水を彼女が持ってきた時も、すぐには手にせずお付の若者に何か指示をするが、若者のなにかぎこちない動きが気になる。このことは空港へ坊さんを見送りに行って食堂で朝食を頼んだときにも同じ様子であり、隣の席からわざわざ付き人が食事の乗ったお盆を少し動かす動作をして坊さんの前に改めて並べたとき、気になっていたことが理解できた。女性が手にしたものを直接手にはしない習慣。いったん付き人が手にして坊さんに渡すことの習慣であった。ところが付き人は慣れていないためか、たびたび坊さんに言われてから動くので不自然に思えたのである。
つづいて、奈良市内を一望出来る奥山ドライブウエーの展望台まで車を走らせた、あいにく見晴らしはよくなく、しかも外は風があり寒さで身が凍りそうになり早々に車の中へ逃げ込む、ドライブウエーは冬季には通り抜けが出来ず来た道を下る。



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