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人生を楽しく生きるための試行錯誤

マイケル・ジャクソン 繊細な最高のアーティストへ

2009-12-17 00:06:26 | うんちく・小ネタ

テレビでマイケル・ジャクソンの特集をやっていました。彼はKing of Popsと呼ばれています。彼のアーティストとしての魅力はリズミックで強い調子の歌と全身の隅々まで神経の行き届いた完璧で心を惹きつけるダンスです。マイケルの話題としては、もう忘れていましたが彼は逮捕されて裁判にかけられていることがあります。無罪となりましたがその前後から彼の奇行が報道されるようになりました。彼の特別なファン以外の人は天才に付きまとう暗い一面を想像したように思います。・・・ 今日の番組を見ていて、その暗い一面がすべて捏造されていたことが分かった。子供の頃からアーティストとして成功し、他者との戦い方や自分の心の守り方などを知らないままに大人になってしまったマイケル。華麗な生活に隠れていたため、彼が純粋で善良で繊細で臆病で弱い人間であったことを知っていた人間はほとんどいなかっただろう。そして酷いレイシズムの中にあって白人になりたいという強い欲求が育っていたことも想像できる。度重なる整形や、悪いことは何もしていないのに裁判を避けようとして和解金を支払ったことはこういう背景を考えると完全に理解できる。悲劇は、このような無防備な人間が、野蛮人や詐欺師やレイシストやエゴイストの巣窟であるアメリカに生まれてきたところにある。彼の人生の前半はバラ色であった。しかし人生の後半になると、彼が戦う術や防御することを知らないことをかぎつけて野蛮人が彼に襲い掛かった。そしてよってたかって彼を傷付け、富を奪った。裁判が真実を追究するのではなく、12人の陪審員をどのような考えに至らせるかという劇場となっている世界においては真実と嘘が入れ替わることなどたびたび起こる。それが彼への攻撃を激化させた。彼の心が傷だらけになったのは容易に想像できる。今日の番組を見てすべて分かった。僕はマイケル・ジャクソンのすべてを信じる。なぜ今日の番組をマイケルが生きている間にやってやらなかったのだろう。もし、裁判が終わった時に全世界で放映していたらマイケルのロンドン公演は行われていたであろう。