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世界最大の天体望遠鏡TMT

2015-01-12 20:26:21 | 科学・技術


 世界最大の望遠鏡TMTは東京・国立天文台が米国、カナダ、中国、インドの4カ国と進める国際共同プロジェクトだ。平成33年度完成の予定で、昨年10月からハワイのマウナケア山に建設が始まった。この望遠鏡は136億光年離れた宇宙誕生直後の天体観測をするために建設される。TMTの大きさは直径約30mあり、気温変化よって生じる熱変形を極力抑えることが必要である。このクラスの鏡は現在アメリカとドイツでしか作ったことがない。今回は相模原市の特殊ガラスメーカーであるオハラで作られる。世界で製造できる3番目の国になるわけである。1番でなかったのが残念だが、3番目でも評価できる。技術のポイントは熱膨張が0に近い鏡を作ることである。使われるガラスはクリアセラムと言って、10℃の温度変化で5kmで1mmしか変化しない、すごいガラスである。早く米独を追い越してほしいな。やっぱり1番がいいからな。