Rowing!!ー滋賀大学教育学部☆漕艇部の徒然ブログー

滋賀大学教育学部漕艇部の愉快な仲間たちによる、その活動をつらつらと書いたブログです(^^)◎

楽して

2018-01-28 20:49:32 | 独り言

こんばんは、二回生COXの寺田です!!
とても冷え込む日が続いていますね、乗艇の日に風速と同じくらい気温を何度も見返しています、今回も生きて帰れるようにと…。

私ごとですが、少し前、成人式に出席してきました!!私は誕生日が2月で実際は19歳ですが、なつかしい同級生にたくさん会えてとても楽しかったです。

そして偶然帰り道に小さい頃から通っていたスイミングスクールのコーチにお会いしました。私は4歳から中学の終わりまでそこのスクールでお世話になり、大学にはいった当初は指導補助としてアルバイトをさせていただいていました。
わたしが唯一できるスポーツである水泳ですが、数ある習い事の中でわたしが唯一泣くほど嫌いな習い事でした。自分でもよく続けたなと思います、小さい頃は準備体操の時点で泣き喚いていたのを今でも覚えています。
どうしてそこまで嫌だったのか、理由はいたってシンプルで「しんどいから」です。しんどくないスポーツはない、ということを何度も言われましたが、飛び込んだ先のあの呼吸が続かず体が動かなくなっていく感覚が当時の私にはたまらなかったのだと思います。

そのコーチと久しぶりにお話した際に「お前はサボるのが上手かった」と言われました。説教でもされるのかと思うような話し始めでしたが、聞いていると「疲れるのが人一倍嫌いな分、どれだけ楽して周りについていけるのかをいつも考えていた」というようなお話でした。たしかに前の人と差がつけばその分次の一本までのレストが短くなる訳ですから、いかに楽してたくさん呼吸をまわす時間をつくるかということは毎練習考えていました。私の場合本当にただいかに周りにバレずに楽をするかということだけを考えていたので、先頭には立てず、ここぞという時に踏ん張れなかったり、勝負の場面ではあまり戦えないようなタイプでしたが、「いかに楽するか」というのは今になって思うととても大切なことなのだと思います。

ボート部に入って「おもいっきり漕いでおもいっきり休む」「漕ぐべきところを漕ぐ」などたくさんの表現を耳にしましたが楽するというのはサボることではなく、勝つために必要なキーワードであると思います。どのレースでも漕がなくて良いところまで漕いでいては勝てるものも勝てません。それをわかっているはずのになぜかできないんですねぇ…キャッチで力んで艇を減速させてしまったり、ハイレートのなかでも漕いでる長さが短すぎて無駄に疲れたり、キャッチで勢いよく足元に突っ込んだり、毎レース自分たちで自分たちの首を締めしまい悔しく思いますが、結局それを練習で忘れてしまっては勝つための練習にはならないのだと思います。

そして矛盾しているようですが、結局「楽して勝つなんてできない」ということを念頭に置いておかなければいけません。当たり前なようですが、水泳をしていたころ私はこれに最後まで気づけなかったのだなと今では思います。練習でするハイレートメニューだって、こんなに続かないと思っていつまでも低レートで漕いでいたって何も変わりません。勝つために楽をするというのはただサボることではなくて、無駄な部分に自分で気づき効率よく力をつかうということなのだと思います。
しんどい思いをせずに勝つなんてことはできませんが、 余計な力を使って無駄にしんどい思いをしていても勝てません。
残りの冬季練もわずかになってきましたが、そのことを忘れずに私もしっかりボートと向き合っていこうと思います。

まとまりのない長文になってしまい申し訳ございません!ではでは寒い日が続きますので体調には気をつけてお過ごしください!