にしけんこと、西村健一先輩。
滋賀教ボート部においてガラの悪さ、容赦の無さで彼の右に出る者はいない。
「しねな?」「ころしてほしいんか?」「おわりちゃう?」は常套句。
オフには友人達と徹夜で麻雀をしている。
人が敷いた布団でふつーに寝る。人のクロックスをふつーに強奪する。
コックスボックスのマイクテストで鬼の無茶ぶりをしてくる。「ちょっとこれ一応確認してくれん?」ここでおもしろい事を言えないと終わる。
「うれしいやろ?うれしいなぁ~こんなんもろて。」そう言って彼が手渡すのは決まってゴミである。
「ひとくちちょうだい。」そう言って食べ物を受け取ると大口で丸呑みにする。それは無理ちゃう?と思うものでさえ。大口が故なのだろうか、笑い方も豪快そのものである。後輩や同回を某F谷氏と共にイジリ倒し、がしゃどくろの如く笑うのである。
ご覧頂いたのはほんの一部ではあるが、これらの健一メソッドによる厳しい教育方針により、僕は強靭な精神力と対応力が身につきました。
彼はただのヤクザなのか!?そうではない。
ヤバい部分を帳消しにする程の人柄の良さがある。長い間一緒にいるとわかります、ほんまにめちゃくちゃいい人です。
後輩の面倒をよく見て下さいます。メニュー後、しんどそうにしているクルーを見ると遠くからでもやって来て「ようやった、ナイスファイ!」と言ってねぎらい、話を聞いてくれる。
普通の肉まんではなく、プレミアム肉まんを買ってくれる。
族長の異名がつくほどの外見とは裏腹に可愛らしいキャラクターを好む。すみっコぐらしの手帳を愛用したりしている。「かわいいやろ?そう思うやろ?」そう話す彼はとても嬉しそうである。
ジョジョをこよなく愛し、「罠にハマってもうた…」と言いながらジョジョのTシャツのためにウルジャンを買ってしまう。
寝言がすさまじく大きい。「カッコイイねんなぁ、めちゃくちゃカッコイイねんなぁ~」 …そう、心はまだ少年なのだ。(そこにシビれる!あこがれるゥ!)
彼の役職はcox。ローヤーの漕ぎをよく観察し、的確に指示をする。艇の上でも陸でも熱く厳しいコールを飛ばす。密度の濃い補強メニューを与える。ローヤーはそれに全力で応える。
何故か?彼が誰よりもクルーの成長と勝利を考えている事を知っているからだ!!
彼のコールはローヤーの魂に着火する。彼のお陰でキツい練習も頑張れる!!
さぁ、彼と共にボートで熱くなろうぜ!!!