コットンウェイの道端から

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[真岡鐵道]21年連続の赤字

2010-05-27 23:08:51 | 真岡鐵道

真岡鐵道の2009年度決算が発表されました。収入、輸送人員ともに前年度を下回り、21年連続の赤字となったそうです。経常損失は1917万円(ほぼ前年度並み)。億単位の損失を出す第3セクター鉄道もあるなかでは優良な方とはいえ、利用者も減っているので厳しいですね。


旅客輸送人員は、普通が106万人(前年比-3.7%)、SLが3.9万人(同-5.8%)。この現状について真岡鐵道は、「100年に1度の経済危機といわれる景気低迷に直面し、輸送人員と輸送収入が、かつてない厳しい状況になった。SLは新型インフルエンザの影響が大きかった」とコメントしています。輸送人員に最も影響する沿線高校のクラス数は、前年度と変わっていなかったと記憶していますが、景気低迷や新型インフルエンザの流行による乗り控え、観光利用の減少が響いたのでしょうか。


真岡鐵道は今年、2006年度から5年間を計画期間とする「真岡鐵道再生計画」の最終年度を迎えています。08年度までの3年間、輸送人員が横ばいかやや回復しつつあっただけに昨年度の結果が残念ですが、なんとか将来への活路を見い出してもらいたいと思います。