備忘として 柳宗悦と浜田庄司と棟方志功の関係(岡信孝画伯からの聞き取りを元に)
棟方志功は、1936年、国画会展で『大和し美し』が民芸運動の創始者、柳宗悦と浜田庄司の目にとまったことがきっかけで、世に出る。浜田庄司は、岡信孝画伯の義父。棟方志功び作品が、審美眼を持つ柳宗悦と浜田庄司(「版畫室の中では唯一彼の作品のみがずばぬけて見えた。まもなくその場で人間に逢った。それは繪よりもまだ珍しい存在として映った。作物と人間とは私を即刻に捕へた。」(柳宗悦『工藝』七十一号・昭和十一年十二月刊)に会わなければ、棟方志功への評価はどのような方向に向かっていただろうか。岡信孝画伯から、無名であっても、何気ないものであっても、本物を見極める目の必要性も教えて頂きました。
. . . 本文を読む