すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

日本会議という不気味な団体

2016年09月12日 | 日々思うこと

元官房長官で自民党幹事長などの要職を歴任した加藤紘一氏が9日に亡くなり、生前の言動が評価されています。第一次安倍内閣発足直後の今から10年前の2006年、加藤紘一氏は朝日新聞のインタビューに答えて「安倍政権の背後には日本会議がある。だから安倍政権は今までの自民党政権とは異質で極めて危険だ」と述べ、同紙『人・脈・記 アベ政権の空気⑰』に掲載されていました。

また加藤紘一氏は2006年8月15日、小泉純一郎氏の靖国参拝に批判的な言動をした途端、山形県鶴岡市の実家が右翼団体幹部によって放火されたことや、その事件を「靖国参拝を批判したから、お家が丸焼けになっちゃった」と言っていたのが、今の防衛大臣である稲田朋美衆院議員であったことを記憶です。

アベ政権の背後には平成9年に設立された日本会議があることを加藤氏は見抜き、明確に言い切っていた政治家でありましたが、その日本会議は今ではカルト集団であることが知れ渡っています。そして新潟県知事選候補者の前長岡市長の森民夫氏が、日本会議新潟県支部長であったことを指摘する人が少なくありません。

日本会議新潟県本部は長岡市内に本部を置き、HPを開いてみると会長名が明記されておらず、長岡支部など各市支部は「工事中」の状態です。森民夫氏が県本部長か支部長であったかどうか確認ができませんが、少なくとも会員であっても不思議ではないとする人たちが多々です。同会HPで「憲法9条では、日本の平和と安全は守れない」と明記し、2年前の10月には新潟市で百地章日本大学教授の講演会を開催するなど、憲法改正への活発な右翼団体であることが伝わってきます。

新潟県議会も圧倒的な自民党議席が占めており、原発再稼働といい右翼集団に乗っ取られないようにしなければ、子どもたちの未来は取り返しのつかないことになってしまいます。

多年草球根の秋海棠(しゅうかいどう)も好きな花で、俳句では秋の季語として詠まれているそうです。昨年、半日陰の裏庭の紫式部の根元に小さな株を植えたのが今、一番きれいな花を咲かせています。

ところで29日告示10月16日投開票の新潟知事選、野党統一候補者選びが難航のようですが、元経産官僚の古賀茂明氏が“意外な名前”を模索していると9日付け「日刊ゲンダイ」が掲載です。本日夕方のローカルニュースで、各局はこの動きをキャッチしてか「民進党がカギ・・・」などと取り上げていました。この場に来てどなたが擁立されても「オールにいがた」は揺るぐことなく進んでゆくことを確認し合っているこの頃です。

※昨日の家の近くの藁干しについて不思議に思った人たちが多いようですが、住宅地周辺には農作業小屋が多く、今日も収穫後の稲の脱穀の音があちこちから聞こえていました。