すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

知事の仕事と新聞社のあり方と

2016年09月11日 | 地震・原発

今日は「9.11」、福島原発事故の放射能汚染はますます広がり、ヒドイ状態というのに政府は見て見ぬふりでメディアも同調です。福島県内ではどこでも見られる汚染土フルコンパックの山積みですが、目には見えない放射能汚染地域に住民を次々と引き戻している倫理観のない為政者らに憤るばかりです。

そして本日の読売新聞社説川内停止再要請 三反園氏の煽動は理解できぬには驚くばかりです。鹿児島県の三反園知事は7日再度、川内原発を直ちに停止させ安全性を再検証するよう、九州電力の瓜生(うりう)社長に要請です。これは8月に要請した一時停止に九州電力が応じなかったため、三反園知事は「知事として住民の安全を守らなければならない。できるだけ早く停止して検証していただきたい。」と、極めて遺憾と述べています。

ところが読売新聞は、「川内原発は再稼働後、異常なく順調に運転している。直ちに止める理由は何もない。知事自らが住民の不安を煽動(せんどう)していないか。知見に基づかない理由で停止させようとしていないか。三反園氏の要求は、難癖と言われても仕方あるまい。そもそも知事には、原発を止める法的権限がない。一連の行動は、反原発派を意識した政治的パフォーマンスとしか映らない。」と、何という社説でしょうか。となると知事の仕事とは何か、政府のいいなりでよいのかと沖縄基地問題とを重ねてしまいます。http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20160910-OYT1T50117.html

近郊の兼業農家では土日に稲刈りが集中ですが、我が家の周辺は住宅地で水田がまったくありません。近年はコンバインによる稲刈りで、ハサにかけて天日干しの風景はお目にかかれませんが、ご近所の畑の隅っこに初めてほんの少し稲が干してあるので自家米かとシャッターを押しました。後ろの建物は単身社宅「デンカ センチュリー ハイツ」で、家でよ~く見るとすでに稲穂はなく藁(わら)として干してあるだけなので笑ってしまいました。 

時どき伺う友人宅の玄関先には、薄桃色のムクゲが綺麗に咲いています。毎日たゆまずに咲く韓国の国花ムクゲは、夏の大好きな花だけについ見とれてしまいます。よ~く見ると変わった八重咲きでムクゲの種類の多さに驚きながら、知事の仕事と新聞社のあり方を考える昨今です。


知事選、原子力防災を最大の争点に!

2016年09月09日 | 地震・原発

昨朝はNHK連ドラ『とと姉ちゃん』終了後に、リオ・パラリンピック開会式の生中継をしばらく視聴です。平和と共生のオリンピック、身体に障がいがありながらのアスリートらの日々の努力に感動です。

今回、パラリンピックに初出場という北朝鮮、今朝はその北朝鮮の核実験による影響であろう物騒なニュースが飛び込んできました。マグニチュードに換算すると震度5.3という大地の揺れで、想定外の出来事に政府の緊張の高まりが伝わってきます。これでアベ政権は北朝鮮の暴挙を理由にして、憲法改正への弾みを一段と強くすることでしょう。

当ブログで時どき登場のかわいい絵は上越市在住の長澤美穂 法生さんによるもので、その上越のママたちがみんなの想いである嘆願書第一便を泉田知事へ届けたときの写真がアップされました。

今まで人任せの無関心でいた私たちだけど、ここまではちゃめちゃな事態になるまで
気づけなかった私たちだけど、
これから気づき声をあげ一歩踏み出し前にすすむこれが大きな声に変わってくると信じたい」と言葉が添えられています。

ところで朝日新聞のインタビューに応じた泉田裕彦知事は撤回の理由として、改めて地元紙新潟日報の報道姿勢を挙げ、自分が退くことで「原子力防災を選挙の争点に」戻したいとの思いを示しています。自分が候補者だと日本海横断航路問題ばかりが選挙の争点になる危惧があるとし、「原子力防災を争点化した上で選ばれる知事が誕生して欲しい」と述べています。http://www.asahi.com/sp/articles/ASJ9752CNJ97UOHB00Z.html

そして今回の知事選と原発再稼働問題を冷静に考えると、何よりも福島第一原発事故の後で頑張っているのは新潟県の泉田知事で、福島県の内堀知事は不思議なほど冷ややかです。仮に新潟県もアベ政権直系の知事誕生となると、県技術委員会の存在なども揺らぐのではないでしょうか。

今日は夕方から「9の日」スタンディングで、その前に憲法を守る糸魚川共同センター拡大役員会です。安保法強行採決から一年、『9.19国会前行動』に呼応して各地で安保法廃止の行動が行われ、糸魚川では森ゆうこ参院議員と一緒に市民行進などを行う予定です。


新潟県知事選と原発再稼働問題

2016年09月07日 | 地震・原発

泉田知事の出馬撤回から一週間が経過し、毎日気ぜわしい時間が過ぎて長月9月も早や7日です。新潟県議会9月定例会は昨6日に召集され、地方紙は「泉田知事 最後の議会」と報じています。泉田知事の出馬撤回の理由については憶測ばかりが飛び交っている中、上越のママたちが昨日午後、県庁を訪れ知事へ嘆願書を直接手渡すことができました。

また昨朝、6日付け『オールにいがた 平和と共生』ニュースがメールで届きました。“原発が最大の争点 再稼働へつき進む安倍政権直系知事NO”の大きな見出しで、「市民と野党で力をあわせて新しい知事擁立しょう」と呼びかけています。そのアベ政権と直系で立候補を表明している森民夫氏、市民グループ「原発からいのちとふるさとを守る新潟県民の会」(共同代表 和田光弘)が、先月26日に『原子力発電所問題にかかる公開質問状』を立候補予定者に提出していましたが、締め切りの5日までに回答がありませんでした。

市民グループは、長岡の森事務所へFAXでも受け付けると電話で伝えましたが、5日までに回答がなかったそうです。市民グループは昨6日に記者会見を開いたところ、本日7日に回答が郵送で届き、「原発への対応は県民の安全と安心を最優先に確保・・・」としながらも「個別の質問につきましては、回答を控えさせていただきます」という内容なので驚きました。http://sayounaragenpatsu.blogspot.jp/

そして今日の夕方のローカルニュースでは、野党民進党の西村智奈美衆院議員の名前が挙がっているので驚きましたが、元県議の西村智奈美さんならば県政にも精通しており、申し分のない候補者ではと受け止めております。

暦の上ではとうに立秋・・・、夏の終わりのどんより雲の今日は、孫たちの小学校では近くの姫川河川敷で恒例の“川鍋遠足”です。日焼けして帰った上の孫に「豚汁をつくったの?」と聞くと「違うよ、トン汁・・・」と、そうか今はブタ汁とは言わないのですね。

近くの臨海公園周辺のムクゲの花は剪定のし過ぎのようで、今年は花が疎らで写真のこの株が一番花を咲かせています。7月にオープンしたばかりの公園内のオートキャンプ場も、連日テントを見ることもなく夏が過ぎて、今日は道路を挟んで管理棟に大きな看板が取り付けられています。

施設を作っても管理運営が大変・・・、いつか老朽化する原子力発電所の廃炉はさらに大変で、孫たちの世代にツケを押し付ける“負の遺産”を県民一人ひとりが真剣に考えることができる知事選にしてゆきたいものです。


知事選出馬撤回と株価上昇の東京電力

2016年09月05日 | 地震・原発

「市民連合・上越」では、5日午後1時から上越市役所で泉田知事へ再出馬を求め、原発再稼働を争点化とする記者会見を行いました。10時に家を出発したものの他に大事な用が入っていたことを前日に気が付き、記者会見には残念ながら同席できません。その後、出席したメンバーらと話し合いをすることができました。

夕方のローカルニュースでこの記者会見を伝えていますが、メーンはどのTV局も知事選立候補予定の森民夫氏の上越選挙事務所の開設で、自民党を中心とする権力集団の“古き選挙”が伝わってくる思いです。写真はご近所のザクロで、たくさん花が咲いて小さな実をいっぱい付けていたのに、いつの間にかどんどん落ちて今年の貴重な一個です。

新潟日報4日付け社説『もんじゅ もう廃炉の選択しかない』が話題になっています。運転停止の状態が続いている日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」について、政府が廃炉も選択肢に対応を検討していること、再稼働を目指した場合は大幅な国費の追加負担が必要になるとの試算が出たためだと伝えています。

「もんじゅ」については、これまでも書き込んできましたが、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使い、燃料として消費する以上のプルトニウムを生みだす高速増殖炉の原型炉で、これまで建設費と維持管理費に1兆円以上の国費が投じられてきました。しかし、度重なる事故で成果もなく、廃炉でも約3千億円かかるとの試算があります。

社説の最後では「忘れてならないのは、原子力政策はもう限界に来ていることだ。・・・・・出口の見えない原子力政策は、もう方向転換するべきだ。」とする社説が高く評価されているようです。しかし、読者県民の今一番知りたいことは柏崎刈羽原発再稼働問題であり、東京電力から紙面広告で5回5千万円のお金が注ぎ込まれている新聞社とはいえ、地方紙としての責務を忘れてほしくないものです。

ところで30日に泉田知事が出馬撤回をしたことで、東京電力ホールディングスの株価が1年3カ月ぶりの上昇です。これは柏崎刈羽原発6・7号機2基の再稼働で、毎月200億円の利益が見込めるということで、泉田知事の出馬撤回を巡っての株価上昇に他なりません。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-31/OCQZD46K50Z501

また「国内の全原発 フランスの問題部品と同じ製造法の部品使用」というニュースに驚きです。NHKも「フランスの原子力発電所で原子炉などの一部の部品に、比較的もろい鉄の合金が使われた疑いのあることがわかった」と報じています。原子力規制委員会によると、全国の電力会社の調査の結果、18原発46基すべてで原子炉の一部の部品に「鍛造(たんぞう)」と呼ばれる方法で製造されたことがわかりました。

(写真はNHK NEWS WEB から借用)

政治家は誰もが「国民の命と安全が最優先」とは言うものの、経済優先の社会構図に首を傾げながら、全国から注目の新潟県知事選と原発再稼働の動きを注視する終日です。


脱原発への暑く熱い一日!

2016年09月04日 | 地震・原発

昨日は暑く熱い一日でした。今回で3回目となる柏崎集会実行委員長の植木史将さんは、私も所属する「つなげよう脱原発の輪・上越の会」代表で、開会挨拶では「3年前に泉田知事宛てに署名を集めようとこの集会を開き、署名運動で7万人が集まった。今月中に知事に渡し、県民の思いを届けたい。今こそ頑張りどきだ」と訴えました。

首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんは「圧倒的世論は脱原発にある。権力の行使で再稼働を許してはいけない。柏崎刈羽原発再稼働中止こそ、脱原発の未来を実現する」と・・・、今回の新潟県知事選は首都圏からも注目されていることも力強く訴えました。

湖西市の三上市長は「脱原発、8つの理由」で、「1 人間にはミスがあります。想定ミスも、操作ミスも。」、「2 テロや飛行機の墜落という想定を全くしていません。」と、北朝鮮のミサイル問題と合わせて「原発は日本のアキレス腱だ」とも・・・。「3 戦争になれば(原子力発電所は)標的になります。」・・・「5 原発は安価ではありません」、どう計算しても原発は高いと主張し、「6 使用済み核燃料の処分先が日本にはありません。」と熱く話されました。

さらに青森県六ヶ所村コスト(バックエンドコスト)や、10万年の保管料や事故炉の廃炉コストなどを資料で詳細に説明です。そして、福島県南相馬市の桜井勝延市長や茨城県東海村の村上達也元村長らを世話人として『脱原発をめざす首長会議』を設立、事務局長は上原公子元国立市長です。名簿を見ると、新潟県では巻町笹口孝明元町長も名を連ねており、この日も参加されておられましたが、今や首長もいろいろですね。

本日付け新潟県政検証総集編は必見サイトです。「連携と協調」一辺倒の評価 (2連続掲載 その1)での、新潟県と長岡市の情報公開の政策評価が参考になります。さて知事選に立候補予定の長岡市元市長の森民夫さん、長岡市長として16年間やれなかったことを新潟県政で、どう取り組むつもりでしょうか?

写真は首都圏脱原発連合からお借りしました。開場の「なくそテ原発」を掲げる熱気が伝わってきます。6時過ぎに上越へ到着し、この日参加した友人ら6人で北京料理店での夕食会です。心身ともに満たされて夜道を走り、帰宅が10時頃になり“バッタンキュー”・・・、エコカーも1リッター辺り27キロで、往復200キロをよく頑張った暑く熱い一日でした。

泉田知事応援・おむすびの会 Web署名を始めました! 署名用紙のダウンロードはこちらから https://docs.com/user945429/7243


「なくそテ原発2016 柏崎大集会」

2016年09月03日 | 地震・原発

東京電力柏崎刈羽原発再稼働に反対し、原発ゼロをめざす実行委員会主催の『なくそテ原発2016 柏崎大集会』があり、受付けで「原発再稼働STOP!」シールとポスターの販売普及で、早めにマイカーで上越の友人Fさんと高速道で柏崎市へと向かいました。

実は昨夜は遅くまで知事選のことで電話やメールが夜半まで続き、その後は集会のパレード(デモ行進)にも使えるようにとポスターにクリップを使い紐を付けることを思いつき、その作業もあって就寝したのが深夜の3時です。

眠いことよりも緊張気味で、無事に会場の文化会館アルフォーレへ到着です。12時の開場では早くも県内外からの大型バスも到着し、ロビーが賑わってきました。前もって上越のWさんへもお手伝いをお願いしてあったので、混雑の中で友人らの呼びかけでシールも売れ始め、紐付きポスターは完売です。

午後1時の開演で友人らは席に着き、私はロビーに流れる音声と設置された大型TVでその様子を見聞きし、ときどき中に入って一番後ろからステージを垣間見ました。アルフォーレの1階はすでに満席で、最終的には1300人の参加ということで大盛況でした。

先ずは各団体の取り組みの紹介があり、続く講演は静岡県浜岡原発から60キロ圏の湖西市の三上 元市長で、「原発立地県から発信 脱原発、8つの理由」を分かりやすく歯切れのよい言葉で話され、泉田知事と重なる点が多々あり会場から何度も拍手が起こっています。

休憩の後は、昨年に続いてアイドルグループ「制服向上委員会」のライブ&トークです。「原発事故から5年半、“脱原発”を訴え続けてきたのに“変わらなかった”」と・・・。メンバーの大半が辞めてしまい、政治が変わらなかったのは大人たちの責任でもあり、彼女たちの訴えが心に届きます。

市民と野党との力の結集で、若者らに希望を与えなければと多くの参加者らは感じたことでしょう。「集会宣言」で閉会し、パレード前のわずかな時間にロビーで、ポスターを持ってもらい撮った貴重な写真です。

この日は糸魚川市全地域一斉の総合防災訓練があり、地震を想定して行われました。地震による原発事故が重なることで、県職員だけでなく各自治体も大混乱であることが柏崎集会から伝わる充実の一日でした。


首都圏を救った新潟県泉田知事!

2016年09月01日 | 日々思うこと

2007年7月16日の中越沖地震を経験した新潟県ですが、14年7月に『報道ライブ21』に出演した泉田知事の保存版映像(39分)を視聴しました。露木茂氏がキャスターを務めるBS11番組で、そこで放送されたことは泉田知事が首都圏、広く関東平野を放射能汚染から救ったともいえる貴重な番組です。http://www.dailymotion.com/video/x4r0s27_

泉田知事は中越沖地震を教訓に、県庁と柏崎刈羽原発とのホットライン確保のため免震重要棟を設置、これはIAEA(国際原子力機関)の調査によるアドバイスではなかったこと。その後、同じ東京電力の福島原発に免震重要棟がないことで、「3.11」福島第一原発事故の8ヶ月前に設置されたことなどを語っています。

BS11解説委員の二木啓孝氏は、もしフクイチに免震重要棟がなかったら、被害が広がり首都圏に人が住めない状況になっていたかもしれないと・・・。泉田知事は「日本の原子力の新規制基準は国際標準を満たしていない。第5層(人の避難)がそっくり抜けている」と・・・。さらに泉田知事は原発のコアキャッチャーや、ヨウ素剤の配布方法、メルトダウンの正しい情報の伝え方の問題点などを鋭く指摘の必見番組です。

「再稼働の前にやるべきことがある」と、ここまで詳細に語れる知事は原発立地県では少なく、政府はもとより原発推進の人たちには目障りな存在で、泉田知事が知事である限り柏崎刈羽原発の再稼働は難しいと考えるのは当然のことでしょう。

そして今日も知事選出馬撤回をめぐり多くの人たちが熱くなっています。勿論、私もその一人でスマホを持たないのでメールを駆使し、家にいる時はパソコンに向かっている時間がほとんどで、キーボードの叩き過ぎであまり使わない左手が腱鞘炎のようです。(笑)

昨日から驚くことは新潟日報の不条理もさることながら、若者たちが素早く動き出したことです。夕方には上越から、『第4期目の出馬を希望する嘆願書』のアクションで、来週にも知事へ提出ということです。

その前には28日に立ち上げたばかりの泉田知事応援・おむすびの会で、知事出馬撤回のニュースを受けて、「緊急アンケート」や昨日午後3時半から新潟市内で『泉田知事が知事でいてほしい』シール投票をスタートです。二日目の今日も新潟駅と万代口で行い、それをネットで流す“ママ”たちの素早さに感心するばかりです。

このイラストの泉田知事、新潟米の新品種「新之助」でしょうか、「新之助」はコシヒカリと違って倒れにくい品種だそうですが・・・。そしてこのようなイラストや、可愛い絵をサッと書ける女性たちがいて、改めて若者からも人気の高い知事であることが伝わってきます。そういう“じじばば”たちといえば、とにかくこのままでは終わらせないと「いずみだ後援会」へ知事宛書簡を送ったりと、“パパママ”らに続き頑張っています。