隅田公園の枝垂れ梅(東京都台東区)
こんにちは。
今日も皆様、ありがとうございます。
刑事事件の取り調べでは、詰問する役となだめる役の二手に分かれて、話を聞き出すそうです。
これ、どちらかだけでは効果が薄いらしく、
詰問するだけだと口を貝にされ、甘く迫るだけだと核心を突けないのです。
だからこそ、厳しくガンガン聞き出したあと、「まあ、あなたの気持ちもわかるよ…」と言われると、
ついポロッと漏らしてしまうのだそうです。
さて。
相手の非を咎める場合、この二役を一人でやらなければいけないことがあります。
きつく迫るだけでは、口を貝にして閉ざすだけ。
甘くなだめるだけでは、なめてかかられるだけ。
つまり、人にモノを言う場合、緩急をつけて本音を推し量っていく力量が必要とされるのです。
ここで注意したいのは、相手が誤っているのをいいことに、正論を吹っかけないことです。
難しく言えば、「自分がいかに正しくて立派か」という優越感に訴えないことです。
相手が間違っていれば、攻撃もしやすい。
その攻撃のしやすさを利用して、普段のストレスや劣等感を晴らすがごとく、
必要以上に相手を追い込んでしまう人がいるのです。
しかし。
「私こそが正しくて、あなたは間違っている」と、いかにも相手を貶める言い方をしても、
反発されるか敬遠されるかで、いずれにしても、相手に正しい方向を向いてもらう方には持っていかれないのではないでしょうか。
それでは、どうするか。
それは、責める部分は責めるが、逃げ道もきちんと用意してあげることです。
先にも書きましたが、そもそも「人を責める時」というのは、鬱憤を晴らす場ではないのです。
だからこそ、注意すればなんでもいいというわけではない。
しっかりとこちらの言い分を理解して、お互いに爽やかな気分になるためのこと、
それが「注意」であり、「指摘」なのです。
時と場合によっては、ある程度まではきつく言うことも必要でしょう。
でも、それで終わりにすると、相手には不快感が残ります。
「なんだ、自分が正しいからって、そこまでするのか」と、嫌な思いをするわけです。
逆の立場だったらわかりますよね。
人を批判する時は、相手を尊重した上で、愛をもって接することが肝要なのです。
間違っても、エネルギーを吸い取るような真似をしてはいけません。
なぜなら、ふて腐れていては、正しい姿勢に気が付けないからです。
どうせ批判されるなら、自分ならどんな言われ方だと受け入れられるか。
攻撃の名手は、きちんと受け身も取れることで、強くなっていくのです。
こんにちは。
今日も皆様、ありがとうございます。
刑事事件の取り調べでは、詰問する役となだめる役の二手に分かれて、話を聞き出すそうです。
これ、どちらかだけでは効果が薄いらしく、
詰問するだけだと口を貝にされ、甘く迫るだけだと核心を突けないのです。
だからこそ、厳しくガンガン聞き出したあと、「まあ、あなたの気持ちもわかるよ…」と言われると、
ついポロッと漏らしてしまうのだそうです。
さて。
相手の非を咎める場合、この二役を一人でやらなければいけないことがあります。
きつく迫るだけでは、口を貝にして閉ざすだけ。
甘くなだめるだけでは、なめてかかられるだけ。
つまり、人にモノを言う場合、緩急をつけて本音を推し量っていく力量が必要とされるのです。
ここで注意したいのは、相手が誤っているのをいいことに、正論を吹っかけないことです。
難しく言えば、「自分がいかに正しくて立派か」という優越感に訴えないことです。
相手が間違っていれば、攻撃もしやすい。
その攻撃のしやすさを利用して、普段のストレスや劣等感を晴らすがごとく、
必要以上に相手を追い込んでしまう人がいるのです。
しかし。
「私こそが正しくて、あなたは間違っている」と、いかにも相手を貶める言い方をしても、
反発されるか敬遠されるかで、いずれにしても、相手に正しい方向を向いてもらう方には持っていかれないのではないでしょうか。
それでは、どうするか。
それは、責める部分は責めるが、逃げ道もきちんと用意してあげることです。
先にも書きましたが、そもそも「人を責める時」というのは、鬱憤を晴らす場ではないのです。
だからこそ、注意すればなんでもいいというわけではない。
しっかりとこちらの言い分を理解して、お互いに爽やかな気分になるためのこと、
それが「注意」であり、「指摘」なのです。
時と場合によっては、ある程度まではきつく言うことも必要でしょう。
でも、それで終わりにすると、相手には不快感が残ります。
「なんだ、自分が正しいからって、そこまでするのか」と、嫌な思いをするわけです。
逆の立場だったらわかりますよね。
人を批判する時は、相手を尊重した上で、愛をもって接することが肝要なのです。
間違っても、エネルギーを吸い取るような真似をしてはいけません。
なぜなら、ふて腐れていては、正しい姿勢に気が付けないからです。
どうせ批判されるなら、自分ならどんな言われ方だと受け入れられるか。
攻撃の名手は、きちんと受け身も取れることで、強くなっていくのです。