猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

股関節の深部感覚検査について

2009-05-13 21:48:07 | 教育
股関節の深部感覚検査では、私の本では、膝関節を伸展させた状態で股関節を屈曲させると話しました。しかし、片麻痺患者さんで膝関節屈筋群の筋緊張亢進のために、テキストと同じ検査ができない患者さんがいます。
このような場合は、どうしたらよいのでしょうか?

答えは、両側の膝関節を屈曲させた状態(ハムストリングスの緊張を抑制した状態)で、股関節の位置覚検査をすることが大切になります。

臨床では教科書どおりにできないことがあります。この点を実習までに教えたいと思います。



大学附属診療所での実習は本当に大切です。

2009-05-13 21:37:57 | 臨床実習
本学理学療法学科は、トップダウン過程の評価だけを教えている大変特徴的な大学です。
現在、3年生のレポートをみてますが、嬉しいことに「動作観察」、「関連図」の作成はなかなか上手です。
しかし、問診からADLの状況を把握することがなかなか難しいです。
この課題は1年生の内容です。1年生の基礎ゼミⅡの我々のチェックが甘いのかもしれません。

3年生は、急いで上記の課題を克服しなさい。2年生は、前回の授業でも話しましたが、1年生の問診の課題を再度診療所で練習しなさい。
2年生で大変賢いのに問診が下手な学生は数名います。1年生での診療所の問診で大変落ち込んだものが数名いました。その学生は、「できるのでしょうか??」・・・・診療所に出ることです。
1年生は、早めに臨床体験をしなさい。問診の練習をしましょう。

私は、みんなのことが大好きです。臨床実習で生き生き頑張ってできるためには、私の課題をきちんと克服してほしいものです。