猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

動作分析は難しい??

2014-01-22 11:08:42 | 理学療法
理学療法士は基本動作を改善させる職種です。そのなかでは、基本動作を正しく分析できることが重要になります。

最近は、毎日のように、夕方から症例検討会、症例発表大会の予行会で講師をつとめています。
関西医療大学 理学療法学科では、学科のコンセプトとして、動作分析から問題点のつながりをつけることを教授しています。

動作観察をして、そのなかで予想される問題点を考えます。その際には、関連図という能力障害から機能障害のつながりを図にしていきます。詳細は、「臨床理学療法評価法(アイペック)」をご覧いただければ嬉しく思います。

この場合には、教員がきちんと分析できているかが大切です。「きちんと分析」というのは解剖学・運動学の言葉を用いて分析します。

「下肢を安定させるためには体幹をしっかりしなければいけない」とか「この神経路が障害されているので、動けない」のようなことを動作分析と勘違いをしている人がおおいですが、それは違います。

また、「・・・・現象のため、姿勢を保持できない」のような「・・・・現象」をクローズアップするひともいますが、それも違います。どのように姿勢保持できないのかを運動学的に述べることが重要です。

2月2日(日) 神奈川県理学療法士会で「臨床実習指導方法 -動作分析についてー」を講演させていただきます。

ご興味のある方の参加をお待ちしています。
では・・・・