猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

2年生のOSCEコメント(感覚 その2) 位置覚

2011-12-25 17:09:45 | 教育
2年生へのフィードバックです。位置覚では以下の点を注意しましょう。

最初にみんな検査する関節を動かしますね。それは位置覚でどのくらい動かしても良いかを確認するためですね。しかし、オリエンテーションをしっかりしないと良くわからなくなりますよ。
我々がオリエンテーションの際にできるだけ大きく動かしてどの程度動くかを確認することでもよいですね。また、非検査側も同じように動かしてますが、オリエンテーションで自分で動かしてもらって可能な否かを確認したらよいですね。

検査側上下肢を保持する検査者の手は動きと垂直方向にするのでしたね。しかし、検査で患者さんの検査側を動かすなかで検査肢の不必要な動きがあることが多いです。

また、検査側上下肢の動きが終了したあとに、「ハイ」と言ってから動かしていただき、その位置の違いを見るわけですが、視線を動きに合わす際に、検査側上下肢を動かしていることが多いです。



歯科衛生士さんの素晴らしさ

2011-12-25 16:08:11 | インポート
先日、歯が痛くなったので、歯医者にいきました。その歯医者は以前から言ってましたが、今回行きますと職員さんの姿が違っているような感じでした。
まず、女性の方がこられ、私の歯を見て、写真をとり、その写真を説明するのです。てっきりその方が、歯医者さんと思っていましたら、「あとで同じような説明を医師よりうけるかもしれません」??? なに、この方は? と思い、勇気をもってネームプレートに目をやると、なんと「歯科衛生士」さんでした。
素晴らしいです。

そのあとに、白衣を来た若い歯科医師の方がこられて、同じ説明をされてました。歯科衛生士の方は、てきぱきと仕事をされ、時には歯科医師の方へ指示(??)をだしているような場面もありました。

良く考えますと、「専門性を精一杯だされているな」と感心しました。

PTと医師との関係もこのように、専門性を精一杯だして患者さんのために治療をすることが大切なんだと再確認しました。

やりました。 来年5月 オーストラリア行き決定!!

2011-12-25 15:58:53 | 研究
昨日、良いことがありました。以前にもご紹介しましたが、ニューロリハビリテーション関連の国際学会にエントリーしていました。大変多くの演題と聞いて驚いてましたが、おかげさまで採択の通知をいただきました。

嬉しいことです。実は、平成19年に関西医療大学に理学療法学科が設置されましたので、完成年度の平成23年春までは海外出張は控えておりました。
実際に、韓国に特別講演で呼んでいただいた3日間以外は日本にいたことになります。ただし、日本で開催される国際学会は積極的に参加してきました。

「今年より海外にいくぞーー」と言っていた今年の春の1期生 国家試験合格発表で散々な結果でしたので、今年も自粛しました。

研究者としては、海外で発表したり論文を投稿して一人前ですので、来年からは以前のように年2回程度は海外で頑張ってきたいと思います。

やりますよ。


今日はクリスマス でも大学は・・・

2011-12-25 15:45:02 | 教育
今日はクリスマスですね。本学では、希望者に大学の私の研究室と実習室を開放して、国家試験対策と実技試験対策をしています。
クリスマスだから来ないだろうと思っていましたが、15名ほどの学生が頑張っています。
嬉しいことです。そこで、昼の時間に、あの豆乳事件(??)で私のブログで以前に紹介した大阪府貝塚にあるオークワ(スーパー)でチキンやお菓子を差し入れしました。頑張ることは美しいです。私も力をもらえます。

では・・・

2年生の感覚OSCEでのコメント その1

2011-12-23 02:07:55 | 教育
本日で2年生の感覚OSCEが終了しました。来週より再OSCEになりますが・・・・

コメントをまとめております。これを読んでいただいている方の参考になるかはわかりませんが・・・

1 患者さんの肢位について
患者さんの肢位は基本的には左右対称ですね。例えば、正中神経の感覚検査で検査途中で手のひらを上に向けている学生が何人もいましたが、最初から検査部位が検査できる姿勢を取らせることが大切です。また、10点法を行うのであれば、当然、最初から対称にしなくてはいけませんね。また、感覚刺激をおこなう部位はできるだけ触れないようにしましょう。

2 オリエンテーションは明確にしましょう。疾患の特徴をわからないとオリエンテーションも上手にできません。

3 感覚の刺激が感じたらすぐに「ハイ」といっていただくことが重要です。「ハイ」と言わない場合には再度、同じ場所で検査するわけです。

4 刺激の場所は明確にしてもらいましょう。「手のひら」ですといって納得してはいけません。適切な場所を聞きましょう。

5 同じ領域は必ず2回以上は検査するようにしましょう。また、検査領域をまんべんなく検査しなければいけません。

今日はこの5つです。

明日、また、お知らせしますね。