学会では数名で演題を審査します。私の学会ですので、発表者の半数が私の教え子であります。優秀演題を5演題発表します。今年もそのうち4演題が本学の卒業生であり、3演題は同じ施設(R病院)です。この施設は、毎年独占しているという状況です。でもこんなに施設間格差があるのは良いことではありません。頑張ってほしことです。また、学内成績ともあまり関係ないということも特徴であり、これはある意味夢を与えていることにはなるが、学内で優秀な学生は卒業してからも優秀になってほしいと思うわけです。
先日、私が会長をしている関西理学療法学会で症例検討学術大会が行われました。私は筋電図手法を用いて臨床研究をしていますが、常に理学療法にどのように還元されるかが大切であると考えており、症例さんを適切に理学療法評価して、それを科学的に証明することが重要であると考えております。私は、当日は控え室で来賓の方とお話ししており、学会には参加しません。その代わりに発表前に何度か予行会を行い厳しく指導しています。このなかで、本当にできない点が動作分析の能力です。ビデオでのプレゼンテーションで、「どこが体幹側屈しているの?」「本当に股関節屈曲しているのか? 体幹が屈曲なのでは? でも体幹屈曲はどこの動き?」のようなやりとりが続いています。これは、施設のなかで吟味された結果です。「いい加減にしろ」と叫びたい。学生は実習で「動作分析が苦手ですね」と言われるが、理学療法士全員、苦手なのではないかと思うわけです。理学療法士は基本動作を改善させる仕事ではある。基本動作の動作が分析できずに適切な理学療法はできないのではないか。私は以下の提案をしたいと思います。
1 養成校の教員の方々へ 皆さんは患者さんに理学療法を行っていますか? 正しい患者さんの評価ができているという自信がありますか? 授業で疾患の具体的な評価を教えてますか? 動作分析もきちんと運動学的に解釈できていますか? 疾患別の理学療法の授業で、疾患の病態、そして介入 で終えていませんか?
2 理学療法士のみなさんへ 理学療法の介入方法に特化した講習会の参加に熱くなってませんか? 実際の介入を知っても、どんな患者さんに使えるかを知らないといけません。要するに評価がきちんとできているかです。まずは、きちんとした評価ができれば、実際の介入は基本的な理学療法技術で十分です。
3 養成校の学生さんへ 動作分析は難しいかもしれませんが、動作を目で見てそれを再現してください。要するにマネですね。マネした動作を運動学的に記述するわけです。そこで、本当にどこの関節が動いているかを明確にしてほしいと思います。
このままでは 臨床実習、卒後教育はシステムだけ作られて、本質を忘れるということがあるかもしれませんね。
よくないことです。
1 養成校の教員の方々へ 皆さんは患者さんに理学療法を行っていますか? 正しい患者さんの評価ができているという自信がありますか? 授業で疾患の具体的な評価を教えてますか? 動作分析もきちんと運動学的に解釈できていますか? 疾患別の理学療法の授業で、疾患の病態、そして介入 で終えていませんか?
2 理学療法士のみなさんへ 理学療法の介入方法に特化した講習会の参加に熱くなってませんか? 実際の介入を知っても、どんな患者さんに使えるかを知らないといけません。要するに評価がきちんとできているかです。まずは、きちんとした評価ができれば、実際の介入は基本的な理学療法技術で十分です。
3 養成校の学生さんへ 動作分析は難しいかもしれませんが、動作を目で見てそれを再現してください。要するにマネですね。マネした動作を運動学的に記述するわけです。そこで、本当にどこの関節が動いているかを明確にしてほしいと思います。
このままでは 臨床実習、卒後教育はシステムだけ作られて、本質を忘れるということがあるかもしれませんね。
よくないことです。
昨日、私に嬉しいニュースが入ってきました。運動イメージの英著書の著者に選ばれました。この運動イメージの研究で選ばれるのは大変嬉しいことです。数本の英論文が認められた成果です。頑張ります。しかし、同時期に院生の鍼刺激にたいする日本語論文が医学誌にリジェクションされたとの報告です。私の喜びは落胆に変わりました。鈴木研究室の鍼刺激の論文はなかなか採用されません。悔しい限りです。私と部下の准教授がかいた論文は様々な医学誌、英文雑誌に採用されていますが、なかなか最近は採用されませんね。この要因には、医学会のなかで鍼刺激の効果がまだまだ疑問の点があるのではないのかと疑ってしまいます。もっともっと沢山の鍼刺激の効果に関する論文を医学誌に出していきましょう。不採用になった論文はすぐに別の雑誌に投稿させました。次は良い結果を期待したいと思います。また、私が編集委員長の雑誌 「関西理学療法」も広く鍼灸関連の論文をお待ちしています。年1回の雑誌ですが、鍼灸研究の発展に少しでも関与できれば嬉しいです。
私、関西医療大学のホームページ委員長を拝命しました。大変重大な仕事であると思います。なぜなら、多くの受験生が、ホームページをみて大学を選ぶからです。躍動感のあるホームページにすることができれば幸いです。よろしくお願いいたします。そうです。関西医療大学にはFacebookがあります。そこには学生の活躍を中心に紹介しています。是非、見てください。お願いしますね。では
教育は難しい。常にどういう状況であっても諦めてはいけない。学生の成長は無限大である。学生が成長しないのは学生だけの責任ではなく、教育者の責任も大きい。………このようなことをいつも思っており、教育の信念にしていましたが、自分の思い、信念をくつがえすようなことがおきています。真剣に語っても改善しない、本当に真剣にしようと思っているかわからない。理学療法士という仕事をなめているとしか考えられない。今までは怒っていましたが、怒りは無くなりましたね。諦め のような感じがします。ダメですね。
現在、理学療法士の実習は学生側にたって実施することが良いという風潮がありますね。本当にそれで良いのですか?。自己解決能力のある基礎学力の非常に高い学生は良いです。しかし、多くの学生は自己解決能力を身につける必要があります。
問題点の解釈をさせても空想ですね。解剖学、生理学、運動学で現象を表現できないといけないですが、それができないですね。どこからの本から写してきて、例えば、「歩行が安定するためには、……筋が必要である。」という表現です。以前も「歩行の踵接地ができないのは大臀筋が働かないからである」という表現があり、運動学的に表現しなさいと指導したところである。
本学は、治せるセラピストを養成することを目的にしています。そのレベルまであげたいと思っている我々と、大学の単位が取得して、卒業、理学療法士の免許だけほしいと思っているものとのギャップであるような気持ちがしている。
学生たちはみな可愛らしく、「基本的な態度がよく、頑張ろうとしているので合格にします。しかし、基礎学力は………」ですよ。そんな評価が欲しくて教育しているのではないんだ と叫んでしまうわけです。
現在、理学療法士の実習は学生側にたって実施することが良いという風潮がありますね。本当にそれで良いのですか?。自己解決能力のある基礎学力の非常に高い学生は良いです。しかし、多くの学生は自己解決能力を身につける必要があります。
問題点の解釈をさせても空想ですね。解剖学、生理学、運動学で現象を表現できないといけないですが、それができないですね。どこからの本から写してきて、例えば、「歩行が安定するためには、……筋が必要である。」という表現です。以前も「歩行の踵接地ができないのは大臀筋が働かないからである」という表現があり、運動学的に表現しなさいと指導したところである。
本学は、治せるセラピストを養成することを目的にしています。そのレベルまであげたいと思っている我々と、大学の単位が取得して、卒業、理学療法士の免許だけほしいと思っているものとのギャップであるような気持ちがしている。
学生たちはみな可愛らしく、「基本的な態度がよく、頑張ろうとしているので合格にします。しかし、基礎学力は………」ですよ。そんな評価が欲しくて教育しているのではないんだ と叫んでしまうわけです。