こんな風景を見ながら育ったら悪い人にはぜったいならないだろうな
なんて思うような風景。
グラッサー博士のリアリティセラピーでは
「人間にとって唯一の問題 は不幸であること」とする。人が不幸なときには、とてつもなく創造的になり、その結果非行、犯罪、薬物依存、暴力、精神病と呼ばれるような行動をとるようになる。
と言っている。
そして不幸と言うのは、(貧困など以外には)「お互いが望んでいるのに満足な人間関係が築けないこと」
とも言っている。
つまり、「あなたはあなたのままで素晴らしい」
「あなたのままで価値がある」
と無条件の愛を実感していないことじゃないかと私は思う。
不幸な人は「自分の価値を不当に下げている」
特に「人との比較で自分を不幸にしている」
ような気がする。
こんな風景に包まれて暮らしていたら
それだけで、いい人でいられそう。
沖縄は歴史的にも過酷だったし
現在だって、大都会の生活水準には遠いようにみえる。
でも、私のあった久米島の人たちは、みんないい人だった。
みんな幸せなんだと思った。
きっと地域の中で大事にされて育ってきたのだろう。
みんなが知り合いで家族のようなら
凶悪犯罪なんておこらない。
誰も、自分の家族を本気で傷つけようなんて思わないから。
数字を確かめたわけじゃないけれど、
きっと犯罪発生率はすごく低いと思う。
道を聞いたら
「地図じゃわかりにくいから」と自分の車を出して先導して案内してくれた人。
居酒屋に来るのに自分の家のシークワーサをいっぱい持ってきて
初対面の居合わせた客に配る人。
観光の見どころを聞いたら
次の客が待っているにもかかわらず、あれこれと親身に教えてくれるお店の人。
たった数日の滞在なのにあげたらきりがないくらい
たくさんの「いい人」に出会った。
癒されたぁ