北欧神話での悪者役はロキ。
元々は火の神。
巨人の血をひいた美しい神。
男神だけれど女性に化けることもあるどころか馬にも化けて、魔法の馬スヴァジルファリとの間に、スレイニプルという馬を産んでいる。
このスレイニプルはオーディンの軍馬で8本足の神獣。
というなんだか、すごいストーリー。
めちゃくちゃ嘘つきなイタズラ好き。
最後は捉えられて幽閉されてしまう。
そこは蛇の毒が滴り落ちるところで、それを妻が壺を持って受け取っている。
壺がいっぱいになると妻がそれを捨てに行くので、その瞬間だけ、毒を浴びてロキは苦しさに悶える。
それが地震だ。
と言われている。
ロキの妻は、ずっとロキに毒が当たらないように壺で受けているところを見ると、妻にはとても愛されていたんだろうね。
すごく悪いキャラとして描かれているけど、他の神を助けることもあったり、二面性を持つトリックスターだったようだ。
ね、北欧神話、興味深いでしょ。