あまり歩けない母に、孫の式に出てもらうまで・・・。
①新幹線の駅への電話は大変である。ほとんど繋がらないとは知っていたが、かけっぱなしで50分を要した。3週間ほど前だったか、HPに書いてあった電話番号だ。
②何月何日、何時何分発のひかり○○号、何号車の○○番の席。これに車椅子を必要とする老人が乗るのでよろしくとの内容。出発の日と、帰りの日と、全ての駅にきちんと連絡が取れ次第、かならず電話を下さるように依頼。返事はあまり待つ事なく来た。念のために取次ぎ者の氏名を確認。
③JRのホームページで障害者用のエレベーターの位置、障害者用のトイレを確認。エレベーターを降りたら、乗車の号車へは右か左か記憶。全ての駅の情報が乗っているわけではないと初めて分かった。
④当日、我が家から車椅子を自動車に積み込み出発。
⑤駅の前で母を下ろし、車椅子にのせ、その場で待機をしてもらう。その間いつもの有料駐車場へ行くと「満車」。やや焦りを感じながら、別の駐車場へ入れる。
⑥改札にて「来ました」と告げると、メモを取り出す駅員。しっかりつたわっていると安心。エレベーター、乗車位置、乗車まで付き添ってくれた。
⑦問題発生!列車の扉が開き、さあ乗ろうと車椅子を押すと、なんと入り口が車椅子より狭くて、そのままでは乗車できないではないか。乗れると思って私は全力で押したので、車が入り口に挟まってしまいパニックになる寸前であった。車内も移動は不可能だと初めてわかった。ここまでは事前に調べる必要はないと思っていたのだ。
⑧駅員の援助もありなんとか乗車。「新大阪のホームでも、駅員は待機していてくれるのでしょうね?」と念を押す。「車掌に言ってください」???車内で私たちのところまで来てくれるのか、新幹線の中を走り回って探すのか?確認も取れないうちに発車の時刻。
⑨新大阪ホームには駅員が待機していてくださった。改札まで誘導が仕事ですとお話をされていた。
⑩問題発生。というより、マナーの問題。障害者用のエレベータに乗ろうとしたら、荷物が多くて重そうな人たちも乗るではないか。その人たちが先に乗って満車。駅員は何も言わないので、こちらも黙っていたが・・・・
⑪翌日も同様に行動。
なにせ初めての経験。母もそうだが・・・。
新幹線の乗車口は広くならないのだろうか、客席を少しでも多くするため、少しでもゆったりと座れるため通路も設計されているのであろう。
JRの貸し出し用の車椅子を見ていないのでなんとも言えないが、いろいろ勉強になった二日間であった。