称讃寺の和尚さんの独り言。お坊さんって こんなんでいいのかなぁ~と思いながらの毎日です。ナマクラ坊主のブログです。

浄土真宗本願寺派(西本願寺派)称讃寺の住職の瑞田信弘です。毎日忙しくしておりますが、ふと気づいた事を書いてみます。

お葬式をしました。

2008年01月31日 00時31分02秒 | 独り言 ぼやき

昨日お葬式をしました。新興住宅の団地の中のお家で 普通のご家庭の普通のお葬式でした。お通夜、お葬式、初七日の法要も皆でお正信偈を声を出して読みました。全員で読経して 全員でお焼香して 皆の心がひとつになったとってもありがたいお葬式でした。80歳位のお祖父ちゃんが亡くなったのですが ご長男の喪主さんが私よりもお若く、お祖父ちゃんが二男で お葬式の経験がありませんでした。喪主さんの奥様も実家は新家でご両親はご健在でお仏壇は無い、とのことですから 奥さんもお葬式を出した経験がありませんでした。この地域では最大手の葬儀社さんにお願いしましたので 担当の方に任せていれば まあ 大丈夫なのですが なんとなく不安そうでした。

お葬式の翌日の今日 読経などの用事がある訳ではないのですが お家を訪問してみました。あるわ あるわ・・・ 質問攻めです。お仏壇の事、お墓の事、法要の事、お悔みのお返しの事・・・・。親戚のお年寄りの方が言った事、葬儀社の担当者が言った事が大変気になっている様子です。比較的お若いご夫婦ですので 周りの方がよかれと思って言った事がいっぱいあって 少し混乱している様にもみえました。

知らないだろうと思って周りの方々は 色々アドバイスをしますが かえって混乱させることにもなっているなぁ、と思いました。大変難しいです。

本日は 1時間半程お話しましたが どれくらい混乱が解けたか、安心なさったか、心配です。結婚式はずいぶん時間を掛けて計画を立てられます。お葬式は きわめて短時間に打ち合わせをして儀式を行います。本来 お坊さんは 事前に喪主さん達と充分打合せをしてどんなお葬式をしたいのか お聴きして 大切な部分については葬儀社の担当者に橋渡ししてあげるべきだろうと思いました。また お骨について お仏壇、お墓、仏事等についても 地域の習慣や一般論を紹介しながら 喪主さんのご意向をお聴きし 実現できるようお力添えするのもお坊さんの大切な仕事かも知れません。忘れてはならないのは お祖父さんを亡くしたご家族の心のケアです。今回のお祖父ちゃんは何年も前から体調が極めて悪かったとの事で ある程度の覚悟はできていたようです。これからの事に安心感を持っていただく事、お骨を粗末に扱わないようにする事等が 遺族に対しての一番の心のケアなのかもしれません。私は心理学者ではありませんが とにかく一生懸命お話をお聴きしようと思っております。お経を読むのだけがお坊さんの仕事ではないような気がします。


毎日新聞に紹介されました。

2008年01月21日 23時53分41秒 | 日記・エッセイ・コラム

本日(平成20年1月21日)の毎日新聞の香川版に 「支局長からの手紙」[ 開かれたお寺]と題して 称讃寺と真宗大谷派の徳成寺の大山健児住職の事が紹介されました。共に門信徒に限らず地域の方々にお寺の行事に参加を呼びかけています。現代版寺子屋になりたいと思っていることが珍しく映ったのかも知れません。自分の事が記事になって 記事を読んだよ、とお電話を戴いて・・・、なんだか恥ずかしい気分です(中年のおじさんですが)。毎日新聞社高松支局長の久門様 私たちの活動にお目を向けて頂いてありがとうございました。


パソコンが壊れました。

2008年01月21日 00時28分01秒 | 独り言 ぼやき

住職のパソコンが壊れました。電源を入れてもウインドウズが立ち上がらなくなりました。修理にショップへ持って行って診て貰ったら ハードディスクが壊れているとの事。ショック!!バックアップを取っていなかった私が悪いのですが 住所録 ワードのデーター 画像 音声等のデーターが取れるかどうか心配です。2回目のハードディスクの故障です。5年前の前回もバックアップを取ろうと思いましたが実行していませんでした。大変反省しています。パソコンに詳しい友人は機械は必ず故障するものだ、痛い目にあった人は対策を講じているよ、と言っていました。ブログは仮のパソコンで書き込みできますが ホームページの更新は暫くできません。申し訳ないです。長男が 加藤諦三先生の最終講義を早稲田大学の大隈講堂で聴講しました。とっても良かった、感動した、とメールをよこしました。録音ができていればパソコンが直れば HPのライブラリーにアップします。


称讃寺HPのライブラリーを見てください。

2008年01月16日 23時12分23秒 | 日記・エッセイ・コラム

昨年の12月27日、早稲田大学教授で心理学者の 加藤諦三先生の講演会が 高松でありました。平成18年の秋には 称讃寺で「心と真実」のテーマで講演を戴いています。今回は高松市の教職員対象で一般の方は参加できませんでしたが 録音しましたので 先生の許可を得て 称讃寺のHPのライブラリーのページで公開いたしました。教育上大変参考になる内容ですので 是非聞いてみてください。ICレコーダーでの録音をHPで公開する際には 技術的な点で 岩佐仏喜堂の岩佐社長の大変なお世話になりました。

加藤諦三先生は 本年3月末で 早稲田大学を定年退職なさいます。1月19日午後に大隈講堂で退官記念講演があります。私の長男が聴講して録音する予定ですので 後日 HP上に公開いたします。ご期待下さい。