「102年目の母の日」～亡き母へのメッセージ～ 長崎出版 1200+税
尾角光美さんの自死遺族としての体験談を 京都の西本願寺で聴きました。とっても心を打たれました。
香川県でも 尾角光美さんと私で 「いのちの授業」を実施する計画をしております。どうぞ 読んでみてください。
四国地方は 入梅しているにもかかわらず ほとんど雨が降らず
このところ 最高気温は３０度前後で すでに夏ばて状態の私です。
四国地方は もうすでに 水不足状態です。
毎年夏になれば 半袖・軽装のお坊さんの服装があればいいのに・・・、と
思ってしまいます。
さて、先日 衆議院本会議で 臓器移植法改正案のうちの A案が
賛成多数で可決されました。
私は 驚愕しました。
現行法は 臓器を提供する場合に限り 脳死を「人の死」と規定し臓器の提供には 本人の書面での意思表示と家族の同意が条件とされています。
A案は 広く 脳死を「人の死」と規定し 臓器の提供は 本人の拒否が
ない限り家族の同意でOKとの事です。
官房長官は 何年も法律を見直さなかったのは立法府の不作為と発言したが、その間に 「脳死」とは・・・、「人の死」とは・・・などの死生観についての議論があったであろうか・・・、と私は思ってしまいました。
「脳死」とは 鼓動があり 血流があり 体温もある状態なのです。この「脳死」が「人の死」としての国民的なコンセンサスを得ているのでしようか。
医学者・哲学者・教育者・宗教者・法律家などを巻き込んで 活発な議論がなされていたのでしようか？
A案は 広く臓器の提供に道を開く改正案です。臓器の提供を待つ側の人にとっては素晴らしい案です。
A案に賛成した263人の衆議院員の方は 臓器を提供する側のことを最大限に配慮しているのでしようか？
人に限らず 誕生した命は必ず「死」というゴールがあります。天寿をまっとうする人若くして 病死 事故死なさる人、また 自死する人・・・・。
医学は 病気や怪我を治し 命を救う目的で発展してきました。
医学的な視点で見ると 「死」は 敗北なのでしようか？
臓器提供を待ちながら 死んでゆく人がいます。
臓器を提供したために 死んでゆく人がいます。
どちらの家族にとっても 大きな悲嘆です。
私の感覚としては 鼓動があり 体温がある人の臓器を取り出すことは、臓器を取り出す前は 生きていて、臓器を取り出したことによって死に至る、との感覚を 払拭できません。
脳死状態は改善の可能性はゼロという事。臓器移植で助かる命があるという事。これらを総合的に判断して D案が ぎりぎりの妥協点だと私は思っています。
全国の若い僧侶の皆様、院生の方々、大学の先生方、ジャーナリスト方々、
どんどん ご意見を下さい。
皆さんは どう考えますか？
浄土真宗本願寺派 称讃寺
住職 瑞田信弘
761-1701
高松市香川町大野1325-2
℡ 087-885-2012
携帯 090-2822-5012
FAX 087-885-8881
http://www.syousanji.com/
メール s-tamada@shirt.ocn.ne.jp
住職 瑞田信弘
761-1701
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℡ 087-885-2012
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http://www.syousanji.com/
メール s-tamada@shirt.ocn.ne.jp
９月入校の中央仏教学院の通信教育のパンフレットが届きました。１年間の入門課程と３年間の学習過程・専修課程の３コースです。授業料は１年間で4～5万円です。読経の練習、作法、荘厳の勉強。仏教学、仏教史、真宗学、真宗史など かなり専門的に しかも分かりやすく学べます。入門課程と学習過程はご自身の教養ですが、専修課程は僧侶の資格を取得することもできます。
当称讃寺の門信徒の方も毎年2～3名入校なさって楽しく学んでいます。特に最近は男女共に60歳前後、定年退職前後の方が多く申し込んでいます。
http://www.chubutsu-tsukyo.jp/
ご覧になってください。ご質問は 称讃寺まで お電話でもメールでも・・・・。
数年に一度 税務署の立ち入り調査があります。
今回は 4/16に調査に来てから6/15に終了致しました。２ヶ月は長かったです。
きちんと出納簿を記入しているつもりでも 記入漏れや計算が合わない点など色々指摘されました。４年も５年も前の事をあれやこれや聞かれまして 記憶がはっきりしないものですから のらりくらりとした返事をしておりましたところ、家族全員の個人名義の貯金通帳のお金の出入りまで 調べておりました。誠に ビックリ致しました。いろいろご指摘を戴いた点について 説明・弁明をする気力がだんだん無くなり 最終的には ご指摘の通りでございます、との事で修正申告をして 不足分の税と延滞金をお支払いすることで 合意致しました。
今でも 納得のいかない点は多々ありますし、税務署の職員の決め付けて掛かる言葉尻はきわめて不愉快なのですが、叩けばいくらでも埃は出るゾ、もう少し前の分も調査しようか、との脅しに こちらとしては 戦闘の気力がなくなってしまいました。
調査に来る職員もいやでしようが 調査されるほうも いやですので なにか良い方法があればいいのにと 思っています。
100年に１度の不景気ですので 民間の企業はほんんど赤字決算です。税務署さんは 特殊法人、学校法人・医療法人・宗教法人・財団法人・社団法人などへの調査を強化している模様です。
お寺のご住職様、いつ税務署の調査が入ってもOKなように 心の準備をしておくことをお勧めします。
音楽評論家の黒田恭一さんが亡くなりました。
71歳でした。
独特の口調と甘い低いトーンの声での クラシック音楽の解説は とっても素晴らしかったです。
又 人脈も広く 多くの知り合い、友人がいらっしゃいました。
私も 一度だけですが 1時間ほど新宿でコーヒーを戴いたことがあります。
誠に残念です・・・・。